浅草の地下街で、タイ現地の味をそのままに!ローカルな雰囲気が疑似体験できる店
銀座の大箱タイ料理店に勤めた時代、通称モンティーさんという料理長に連れられて旅した初めてのタイで、その緩い空気感に打ちのめされたという店主。 以後何年間も月1ペースで現地に出かけ、すっかりローカルの味が舌に染み付いた。地元・浅草で地下街の物件を見つけた時、猥雑なムードが現地の大衆料理を出すのにふさわしいと閃いたとか。...
馬肉と味噌ダレの“桜鍋”はスタミナ満点!馬肉専門店が甦らせた、吉原最後の料亭
肉といえば牛、豚、鶏、ラムだけじゃない! 馬、鯨、ジビエ、ロバと、海と大地が育んだ野性味あふれる肉質を堪能できる、変わり肉の名店を厳選紹介。かつて余すところがないと言われ、骨や筋まで日用品にしてきた鯨。その実態を今日の東京で、食を通じて体感できる希有な専門店だ。 ヒゲの付け根を指す「はぐき」、男性器の「たけり」など、メニューに並ぶ部位は驚くほど多彩。しかし、どの部位も理に適った下処理と調理法を選択、鯨でしか楽しめない美味に仕...
一人鍋でも下町デートでも!“桜鍋”専門店として、吉原の歴史を守り続ける希少な存在
“干支”を意識するのは年賀状を書くときくらいのものだが、2014年は午年、ならば“次くる肉は、やっぱり馬肉!”と鼻息を荒くリサーチしたところ、発見したのが日本堤の『土手 あつみや』だ。全盛期は界隈に60軒近くの桜なべ専門店があったというが、代替りなどで閉店を余儀なくされ、現在は『あつみや』を含む2軒に。なぜこの場所にそれだけ多くの桜なべを出す店があったかというと、馬肉を食して精をつけ、吉原に繰り出す男衆が多かったからという説もある...
“ふぐ三昧”のお料理と、圧巻のいけす。様々な調理法で新鮮なふぐが楽しめる向島の店
1975年創業の花街・向島に店を構えるふぐ料理店。2代目・淳平氏は下関でふぐの加工を2年、福岡でホテルの和食や小料理屋、さらにはクラブなどで10年間と、さまざまな場所で修業を積んだ持ち主。「僕の今まで見たものや食べたものが新しい料理の感性へとつながっている」と、ふぐ料理に自身の経験を活かし、新しい風を吹き込んでいる。 例えばふぐの煮こごり。フルーツトマトや山芋と一緒にグラスに盛り合わせ、伝統的な料理を印象的な一品へと様変わりさせ...
日本酒ラバーのための楽園。わずか8席の店で頂く、200種以上の日本酒
わずか8席の店に日本酒の品揃えがおよそ200種類という充実ぶり。店主の菅原雅信氏の日本酒の魅力を客に伝えたいという思いは、酒の値段にも表れている。どの日本酒を選んでも1/2合400円。1合なら700円。しかも料理は呑兵衛のツボを心得たものばかりだから堪らない。...
壁を埋め尽くす約800種のワインが、破格で楽しめる!ワイン好きが集う押上の人気店
壁を埋め尽くすのは、ソムリエ斉藤亮一氏厳選のワイン、約800種類。そのすべてを小売価格プラス1,050円という破格値で味わえるのだから連日の活況も納得である。フレンチ出身のシェフがワインとの相性を第一に創り出す美食の数々と共にゆっくりと酔いしれてみたい。...
圧巻の名物オムライス!有名シェフたちもこぞって訪れる、日本を代表する老舗洋食店
日本を代表する老舗洋食店。現在3代目の竹山正昭氏が味を守り、その徹底的に手間暇をかける料理は、有名シェフたちがこぞって訪れるほど。なかでも圧巻はオムライス。完璧なタイミングで供される卵がとろりと溢れ出し、口に含めば味わったことのない幸福感が訪れる。...
伝統フレンチから、懐かしの洋食まで。スカイツリー近くの居心地の良い小さな洋食店
体温とは、一般的に身体が持つ温度の事を言うが、もしかすると、“身体が感じる温度”という捉え方もあるのかもしれないと、しみじみ思う店に出逢った。 その店の名は『onda』。スカイツリーのお膝元として脚光を浴びている墨田区・向島に、今年の7月オープンしたばかりの洋食店だ。 店主の恩田清氏は、もともと生まれも育ちも向島。最近でこそ、街の雰囲気も変わってきたが、昔からの住民はいたって冷静に、その状況を受け止めているという。 ...