西麻布の交差点から徒歩2分。フラリと立ち寄る、そんな表現がぴったりの店構え。友寄 樹氏と山本貴文氏が、それぞれのアプローチで合計約40種類の振り幅ある酒をそろえる。 次々に酒を取り入れるため、足繁く通うリピーターにも、飲んだことのない酒と出逢う楽しみを与えてくれる。夕刻の待ち合わせにも、深夜の終着地点にも、ひとりでも、大勢でも、多彩なシーンで温かく迎えてくれる一軒だ。 ここで味わえるおすすめの名酒2選は……...
オーガニック食材を使用し、医師監修のもと開発。ココナッツヨーグルト COYOなどヘルシーでフォトジェニックなメニューが女性に大人気。...
忘年会は無事終了し、お店の前で各自解散となった。 「聡美さん、よかったらもう一軒行きません? 僕、奢りますから」 この前の「好き」発言の真相をどうしても確かめたい…。佑樹はお酒がほどよく回って上機嫌の聡美を、思いきって誘ってみた。 「いいね。お店まかせちゃっていい?」 思いがけず、ふたつ返事でオッケーが出た。祐樹は西麻布にある行きつけのバー『テーゼ』に早速予約を入れる。その店は顔なじみの腕のいいマスター...
歳を重ねて、男の中でのカーストの構造がちょっとずつ変化しているんですよね。若い時は、悪そうでオシャレな奴がカースト上位を占領してたけど、20代後半になると、金があることが必須項目になってきます。下克上さながらに、学生時代、不良の視線に怯えて、女子から、偽のラブレターとかもらって影で笑われてたガリ勉くんが、東大とか早慶入って、それなりにまともにデビューして、女子大からモテ初めるという、謎の歪みが発生する。 その後、社会人に...
「できるのは、せいぜい自分に忠実でいることくらいね。」 永遠のポップスター・マドンナは語る。内なる声に耳を傾け、奥底にある気持ちを忠実に実行に移す。果たして、このご時勢、自分の本心に忠実に生きている人間がどれだけいようか。いや、いまい。 否、いるのだ。 今日ご出演いただく、小野寺薫さんの生き様がまさにそれだ。...
「藤田さん、こっちこっち!」 タクシーを止めると、『バー コルヴィナス 02』の前で小野友里江がこっちに手を振っているのが見える。 寒いから中で待ち合わせようと言ったはずなのに、こうして自分を待ってくれている小野を見て、藤田の心は大きく動かされた。 自分を放って他の男の元に行こうとしていた絵里子とは、えらい違いだと思う。 藤田は、小野と共に地下へと進んだ。 この店には、地下に会員のみが利用できる落...
派手でなくてもいい、目立たなくてもいい。だが、自分たちの扱いは特別でありたい。この店の地下には、会員のみが使用できるVIPルームがある。 1Fはビジターでも使用可能だが、地下は選ばれた者のみの秘密空間。選民意識をくすぐるこの仕掛けが、優越感を刺激する。...
低価格でも美味しい、レアなワインを厳選してセレクト。常時約20種グラスでいただける。...
—社会からの目を気にして、自分の欲望を隠して生きる大人たちへー 子供の頃、思い描いていた夢は何だったのだろうか。 大人の階段を登るたびに見失う夢のカケラ。 代わりに手にいれるのは、周囲の視線を気にして何となく合わせる術。 今のままで本当に良いのだろうか?東京という大都会に住んでいながら、“欲はない”と言うほどカッコ悪いことはない。 アキに触発され自分の欲求に正直になっていく翔太。しかし友人の圭介は、翔太の...
明るめの色の髪を丁寧に巻いており、目鼻立ちのはっきりした綺麗な顔に、念入りな化粧を施している。 バッグだけでなく靴や小物まで、見るだけでどこのブランドのものなのかがわかる。きっと高級ブランドが大好きなのだろう。 「あのさ、中川さん。今、本店ってことは、あの有名な紀之さんとももう知り合いなの!?」 白石はコンパクトを取り出して前髪の調子をさっと確認したかと思うと、急に朝子に目を向けて興味津々な顔つきで尋ねた。 ...
食事会は、真子の予想通り大いに盛り上がった。亮平は話し上手で、それでいてきちんと女性側の話も引き出す。 特に、真子が勤める渋谷のIT企業の忘年会で、同期皆でピコ太郎のPPAPを披露した話は相当盛り上がった。真子のスマホでその時の動画を見せると、亮平は涙を流す勢いで笑ってくれた。 真子は、そんな亮平の屈託のない笑顔を見て、またさらに心惹かれるのだった。 22時半を過ぎた頃。そろそろ2軒目に…という空気が漂い、男...
「港区女子になりたいなら、港区で遊んでいる人たちが集まる場所、『ブラック スター バー』や『Bar 霞町 嵐』に行けばいい。少し綺麗だったら直ぐに知り合いが増えて、瞬く間に毎日の予定が埋まりますよ。」 しかしそこからが試練の始まりとなる。晴れて港区女子になれたとしても、男性陣のお眼鏡に適わなければ意味がないのだ。 「こちらだって、誰でも良い訳ではないので。自分が好きな女性に最高の思いをさせてあげたいと思うのが男心。...
この季節、『ワインショップ・エノテカ 六本木店』がテラスで頂く一杯におすすめしたのは、サルヴァトーレ・フェラガモのワイナリー「イル・ボッロ」の2種。 エレガントな味わいの「イル・ボッロ ラメッレ シャルドネ」(ボトル 5,400円、グラス 1,080円)、ふくよかで香り高く、優美なシンフォニーを思わせる上質なスパークリング「イル・ボッロ アルパ・ソルシ」(ボトル 3,888円)。 贅沢な白ワインとスパークリングが、贅沢...
閑静な住宅地にひっそりと佇む『エネコ東京』。夜19時を過ぎ、辺りが暗くなり始めた頃から、参加メンバーが続々と集まってきました。 『東カレ倶楽部』の活動は初めてという参加メンバーもいましたが、ウェルカムドリンク片手に、しばし談笑。グルメ情報の交換など、会話も弾みます。...
店名:ENEKO Bar(エネコ バル) 住所:港区西麻布3-16-28 TOKI-ON西麻布 営業時間:17:00~22:00(L.O.21:30) 定休日:要問合せ 電話番号:03-3475-4122 席数:18席 他、立食スペースあり URL:http://eneko.tokyo...
店名:Pie Holic 六本木(パイ ホリック ロッポンギ) 住所:港区六本木6-2-31 六本木ヒルズ ノースタワー 1F 営業時間:11:00~21:00(L.O.20:00) 電話番号:03-5786-7500 URL:http://www.tgn.co.jp/hall/yokohama/ph/66/...
住宅街に佇む、西麻布らしからぬカジュアルさが人気のBAR『トゥーニーズ』は、何を食べても美味しいと評判の店。店主は料理人としての経歴が長く、メニューは定食から洋食までと幅広い。家庭のようなやさしい味付けが魅力。 中でも人気は「やみつき!!ナポリタン」。よく喫茶店や軽食屋で出てくるナポリタンとは一線を画し、トマトソースをベースにケチャップを加えた上品な味わいに仕上がっている。店主の熟練の技を感じる、イタリアンの名店で出てくるよ...
数か月前、近所のワインバー『Le Caviste』で偶然高野さんに再会した時は、驚いた。 高野さんとは、以前近所にあったワインバーで4~5年前に知り合った。 その店には、昨年妻との別居を決め青山から西麻布へ引っ越して来る前までは毎週のように顔を出していた。 そこで接客全般を担当していた彼女は、いつもどの客にもよく目を配り、接客も気が利いていたから、若いのにしっかりしているなと感心したものだ。 卒業してか...
そう思ったとき、先日元カレ・敦と遭遇した時に彼の隣に居た、いわゆる「にゃんにゃんOL」を見たときに無意識に考えていたことを思い出した。 「私は、彼女達より仕事で高いポジションに居る」 「私は、彼女達より高所得」 「私は、彼女達が手を伸ばしても届かないモノが自分で買える」 ー結局私も、商社マンや二世くんと同じようなものか・・・。 いくらそうやって比べたって、スペックが高かろうと低かろうと、幸せな人は幸せなの...
「じゃあ、25歳の抱負は?」 「えー、抱負、ですか?そうだなぁ・・・」 少し飲み足りないなと、『TSUBAKI』からすぐ近くのワインバー『Elevage』に移動して、シメのワインを飲み切ろうとする頃。 「・・・友達を大切にすること、ですかね。」 「いやいや、今だってしてるでしょう?何かこれをしたい!みたいなことはないの?」 普段の高野さんはいくら飲んでもほとんど顔色が変わらないのだが、今日はふんわ...
—1年前— 「彩乃ちゃんようやく登場〜!待ってたよー。」 多分大して待ってないであろう早苗に呼ばれて向かったのは、『西麻布 バー ブロス』の奥にある個室だった。 昨年は彼氏と旅行に行ったと自慢していた早苗だったが、今年は別の男友達が開いてくれたお誕生日会で、本人は随分とご満悦な様子だった。 個室には、ごちゃごちゃと飾られた大きなバルーンにシャンパンとワインの数々。男女合わせて10名くらいが何やら艶かしい...
「お前、社内恋愛好きだな」 笑って冷やかす同期のことなんてまったく気にならないくらい必死だった。 いざ付き合いだしてみると、紀之はますます佳乃に夢中になった。 完璧主義なところがある佳乃は、何事にも手を抜くことなく丁寧で、きちんとしていた。 一人暮らしの部屋はいつ行っても綺麗に片づけられており、日曜日に1週間分のハンカチにまとめてアイロン掛けしていると知った時は感動したものだ。 その反面、意外とサ...
【今週の港区おじさん】 名前:直哉 年齢:45歳 職業:公認会計士 好きな店:『西麻布 バー ブロス』『マンシーズ トウキョウ』 好きなタイプ:美人で聡明な理系女子...
外国人客が多い西麻布で美味いと評判のバッファローウィングス専門店。 ジューシーな鶏の手羽にからめるソースは7種類から選べるが、おすすめはこちらの「オリジナル」。本場アメリカ南部で愛されている甘辛な味は、後を引くこと間違いなし。手づかみでカジュアルに楽しめることも魅力だ。...
フランスはワインのイメージが強いが、現在も500前後の醸造所があり、昔から数多くのビールが造られてきた。 白ビールは上品でエレガントなものが多くそろい、国内外での人気も高い。近年、マイクロブルワリーのビールがブームになるなど、若者にビール文化がいっそう広がり始め、他国に負けないほどのビールが登場し始めている。 ぶどう品種、造り手、醸造所、製造年などが書かれたワインと比べると、ビールには説明が少ない。これはピルスナーなど...
クリエイティブディレクターの小西利行氏と飲食店プロデューサーの中村悌二氏が「自分たちが今、二軒目に行きたい店」として懐かしい趣のスナックをオープン。 店の象徴として通称“だるま”こと「サントリーオールド」をプッシュし、店名にも冠した。...
喫茶店、という言葉がいまどれほど使われているかわからないが、『れいの』はその言葉がよく似合う。マダムが淹れるコーヒーの湯気、たばこの煙で着色した白木の柱、常連の手で味が出たテーブル、昭和52年創業の『れいの』をつくるすべてのものが、歴史を感じる古き良きもの。 そこには、会社にも、家にも、街にもない、贅沢で濃密な時間が流れている。一杯のコーヒーをゆっくりと味わえる人は、きっと人生を豊かに謳歌しているはず。そんなことを想わせてく...