西麻布で実直な鮨をいただく大人の嗜み
鮨激戦区・西麻布の格を上げた名店と言えば『西麻布 真』である。 2011年にビル3階から日赤通り沿いの路面に移転し、第二の船出を遂げた店主・鈴木真太郎氏は、修業時代に全国の鮨屋を食べ歩き、生業としてなお「毎日食べても飽きない」生粋の鮨好き。...
西麻布が鮨激戦区となった一因に、この店の存在があるのでは? 店主・鈴木真太郎氏に問い掛けると「大袈裟です」とひと言。 しかし、03年当時、「有名店はほとんどなかったが、インスピレーションを感じた」西麻布に誕生の事実を考えると、やはりと思いたくなる。 あれから時は流れ、現在の場所は2011年からで、個室も設え、路面に暖簾を掲げた移転だった。当初を振り返り、「シャリからネタの仕込み、仕事の仕方まで今と全く違う。別物と言って...
この店は間違いなく、鮨激戦区・西麻布の格を上げた。 『西麻布 真』が2011年、ビル3階から日赤通り沿いの路面に移転した。鈴木真太郎氏、第2の船出である。念願のオープンでこだわったのは「昔ながらの鮨屋らしい鮨屋」の佇まい。そのあたり、修業時代に全国の鮨屋を食べ歩き、生業としてなお「毎日食べても飽きない」生粋の鮨好きらしい。 大きな変化は、やはり店内だろう。おさ欄間、麻の暖簾、白木の浮き棚、百日紅の化...
とにかく鮨が好きなのだという。食べるのも、握るのも。「夜はつまみから始める人が多いけど、昼は握りが目当てでしょ。楽しいですよね」と嬉しそうに語る店主の鈴木真太郎氏。 湯引きしてさらに炙る寒ブリ、一度煮てから柚子を散らすホタテなど、昼とはいえ仕事に一切の妥協はない。西麻布が鮨の激戦区になる以前、集合住宅の一室に開いたこの店も4月には近所へ移転予定。また華やかな話題を振りまくことになるだろう。...
結婚5年目、9月には第一子を授かる寺島しのぶさんとロラン・グナシアさんが訪れたのは、ご存知、西麻布『真』。店主・鈴木真太郎さん、実はしのぶさんのマネージャーさんと20年来のお知り合いだとか。そんなご縁もあってのご来店。さ、カウンターへ。 「今日は、食べるよー!」威勢良く声を発するはしのぶさんの方。ロランさんは言葉少なく笑顔で挨拶です。まずはシマアジからスタート。ふたり各々の前におかれた鮨一貫、しばしじっと...
店主の希望は正統派のカウンターでした。そこで昭和初期の寿司屋のようにカウンター上部に暖簾を付け、客と職人の程よい距離感を演出。また付台に直接握りを置くため、材木の選定は吟味を重ねました。空間の中でカウンターが浮かび上がるよう照明も工夫しています。...
艶やかなる伝統の江戸前鮨を楽しむなら西麻布へ
今、寿司を愛するグルメな大人たちがこぞって訪れているのが西麻布『鮨 海心』。 「感動の寿司体験」とは一体どんなものなのか!? 動画で『鮨 海心』の魅力に迫った!...
熟成鮨に悶絶必須!深夜の広尾で絶品鮨を提供する名店
店主の石田大樹氏自ら、常に各地の食材を探し求め、丁寧な仕込みと機敏な技でもてなす。巷の鮨屋とは一線を画するエンターテインメント性の高さに魅了されること必至。超予約困難店のプレミアシートにエスコートされて喜ばない女子なんていない!...
産地直送の旬魚に手業を凝らした正統派の鮨と、本格的な料理の二本立て。それもコース¥8,800という待望の新店が2014年12月に誕生した。 店主・石田大樹氏は『青山えさき』を皮切りに、恵比寿『幸せ三昧』、中目黒の日本酒専門店『酒人あぎ』で料理長を務めた若き実力派。 「お客様との会話を大切にした店を」と、白木のカウンターに立つさらしの仕事を志したという。まずは先付、刺身に焼き物、天ぷら、小鍋につまみを繰り出しつつ、佳境の...
オープン1年を待たずして、“熟成鮨”の名店と言われるが、その魅力は、絶妙な温度管理で熟成をかける技術力のみならず、店主・石田大樹さんが現地を訪れ、生産者の熱意溢れるものを仕入れていること。それが客を惹きつけるのだろう。 たとえば米は、宮城県の木村正明さんが育てる「かぐや姫」を。これはササニシキの突然変異で、通常よりも長い時間をかけて成熟するためアッサリとしており、主張しすぎないうま味があるという。...
独身を謳歌する男性と妙齢の女性が恵比寿駅に降り立ち、思い思いに目的地となるレストランへ急ぐ。 街全体に大人で陽気なムードが漂い、「今夜は何かが起こりそう」、そ...
日本料理店で研鑽した店主が作るつまみが旨い!昼でもつまみ中心か握り中心か選べる
鮨店に限らず日本料理店でも研鑽を積んだ経歴を存分に活かす店主の厨川浩一氏。変わり鮨にも意欲的で、訪れる度に違った楽しみが待っている。旬のネタを目当てに、季節ごとに予約するリピーターも多い。...
昼時の鮨屋といえば握りかちらしか、というところだが、『鮨 くりや川』の昼はつまみ中心か、または握り中心のコースのみ。 鮨屋、日本料理店、鮨割烹と17年に渡り腕を磨き独立した店主の厨川浩一さん。ゆえに夜のおまかせには握りだけでなく焼物、揚物、蒸物と手の込んだ料理をしっかりと盛り込む。 昼はゲストに選べる勝手のよさを差し出しつつ、自らの技ともてなしの心をしっかりと伝えるふたつのコースを用意。どちらを選んでも価格以上の満足感...
店主は鮨店のみならず、日本料理店でも研鑽を積んだ厨川浩一氏。その腕をいかんなく発揮すべく、昼のおきまりコースはつまみ中心と握り中心の2つを用意する。スタートは1貫の握りとすり流しから。このすり流し、夏は海水で味付けをしたとうもろこしなど季節感たっぷりだ。オープンして半年、この店での新たなる発見に味をしめ、おまかせで頼む客が増えている。...
リラックスして距離を縮めるならココ!気取らずいける広尾の鮨屋
広尾駅を商店街側に降り立つと、外国のファミリーや上品そうな主婦たちで賑わう明治屋ストアがある。 その前を恵比寿方面へ進み、商店街の賑わいも落ち着いた、天現寺交差点のほど近くに、一軒の鮨屋がある。 初めての二人が広尾で鮨…。いかにも狙い過ぎな響きである。まだ探り合いの段階で誘ったサシ飯が鮨だったなら、彼女も少し身構えてしまうかもしれない。この店では、ネタを注文する順番や食べ方など、初めて食事でボロが出たら…と心配すること...
魅力は、産地にこだわったメニューの数々。米はオーナーの阿部浩さんの父勝さんが新潟県魚沼市で生産したものを使用。魚介類は、契約したいくつかの漁港に限定して入荷している。 また、だし醤油にもこだわりあり。スタッフの田中政夫さんが、鰹節をじっくり煮込んで仕上げる、味わい深いものになっている。...
恵比寿で寿司デートなら間違いない名店!看板無しのムーディーな隠れ家
恵比寿駅至近にありながら初見は必ず迷う、隠れ家的店構え。ゆえに感度が高く舌が肥えたビジネスエリートたちが夜な夜な集う名店だ。 狙うは個室のカウンター席。周りの目を気にしないで、板さんが握る芸術的な鮨を目の前でいただける。 もちろん鮨の美味さは折り紙付き。新ショウガで拵えた自家製のガリも格別だ。...
最近、反省してるんです。東京カレンダーは確かデート誌だったはずなのに、こなれたふたり向けの店ばかり、ご紹介してと。ここはいっちょ、直球の「らしい」隠れ家へと参りましょ。 恵比寿南の信号近く、ソトにも扉にも看板なしの『鮨早川』。カウンターは、五葉松が際立つメインステージと2名から貸切予約可の個室の2種類。いずれの席も真っ黒な壁と、ライトで浮き上がる鮨と手元と横顔のコントラストが、恋の始まりに効くという次第です。ここはオトナがメ...
コハダもマティーニも同じカウンターで楽しむのが六本木流
上質な鮨を堪能して、オシャレなバーへ。女性なら誰もが喜ぶ理想のデートだろう。六本木駅から数分の場所にある『四』は、鮨屋とバーが共存する希有な一軒。つまり、移動いらずで優雅にデートを完結できるのだ。 黒を基調にした重厚感ある店内に、白木のカウンターが凛と輝き、そこで、鮨職人とバーテンダーが腕を振るう。4時までの営業時間も心強く、深夜に極上の握りをツマミに酒を飲むなんてわがままも叶えてくれる。 珍味や焼き物、握り6貫程度が...
女性を食事に誘うなら、正解はやはり、鮨。それは、相手の笑顔で一目瞭然だ。しかし、さらにサプライズに満ちた鮨屋が己の行きつけだったなら──。六本木『四』はそんな想いを満たす、希有な一軒だ。ビルの3階に忽然と現れる端正な引き戸のエントランス。内に入り、巨大な五葉松の鉢を見た瞬間、漠然とした想いは確信に変わる。黒を基調にした重厚な空間の中、光り輝いて映る白木のカウンター。 その右手には躍動する板長の凛々しい姿があり、左には身のこな...
氷柱でネタを冷やす伝統の技法が粋。経験に裏打ちされた鮨職人の技に酔う
肩書は鮨職人。今回、鈴木隆久氏の名刺で、改めて発見したことだ。『鮨 奈可久』が六本木に誕生したのは昭和54年。現在地に移ってから数えても20年の月日が流れた。カウンターに鎮座する氷柱は銀座『なか田』の親方から学んだ術。16kgの塊を今も毎朝、仕入れている。 「数年前、科学的に検証したらネタを濡らさず鮮度を保つ、最も理に適った方法とわかった」 つまりは、そういうことなのだ。理屈でなく、経験で最善をずっと積み重ねてきた。だ...
六本木の夜の色気は別格である。大人にだけ許されるちょっと危険な香りを纏いながら、ブレずに輝き続ける。 いつの時代も、よそ者に優しくはない。だからこそ、この街を...
贅の限りを尽くしたネタが自慢! オリジナリティ溢れる握りに脱帽
贅の限りを尽くしたネタが人気の港区南麻布の江戸前寿司『鮨心』から、この4月、待望の別邸的な存在の『鮨心 はなれ』が誕生した。こちらの新店の場所は西麻布。 シャトーブリアン、渡り蟹、マグロや鯛、ウニやイクラなど、贅沢かつ旬の食材を使ったつまみと、『鮨心』ならではのオリジナリティが光る握りのコースは、舌の肥えた港区の鮨LOVERたちを早くも虜にしているという噂だ。...
東京カレンダー最新号は「素敵な年末にしたい」がテーマ! 年末のメインイベントたるクリスマス、その舞台を王道の「フレンチ」にするか、もしくはあえて「穴場」な高級...
お忍び鮨デートにぴったり。マンションの2階にひっそりと構える隠れ家店
マンションの2階にひっそり店を構える、完全予約制の鮨店。生まれも育ちも地元・麻布の主人、鈴木けんじさんが大切にしているのは、昔ながらの江戸前の仕事。 「当たり前のことを、しっかりと。また明日も食べたくなるような味に」をモットーに、毎日築地へ出かけ、自ら見極めた素材を、ていねいな仕事で鮨に仕立てる。旨い鮨を、ゆったりと味わえる居心地のいい店だ。...
西麻布で大人な雰囲気と旨い鮨を叶えるなら、この一軒は外せない
贅沢な空間、鮨とワイン……ザッと考えただけでも、『西麻布 拓』のスタイルは個性的。開店は2005年。これまででいろいろな波が世間を騒がせたが、しかし、食べ手をいつも魅了してきたのがこの店のおまかせだ。酒肴と握りを次々供するスタイルは痛快で、握りはネタにより赤と白のシャリを使い分けるのが店主・佐藤卓也氏の流儀。 そのネタも熟成は無論、温度にまで気を使い、最高の状態で提供できるよう配慮。だからこそ今日まで人気が続くのだ。 ...
内装には、ソムリエが立っていても違和感がないようにと、洋のエッセンスを取り入れた。つまり、開店前からワインに力を注ぐことは决定していたのだ。店主・佐藤卓也氏は『蔵六鮨』『箒庵(そうあん)』『久兵衛』など、数々の名店で江戸前鮨を究めた人物。 伝統の技を学びつつ、ワインと合わせるという新たな可能性にいち早く注目した。その本意は「肩肘張らず、好きな飲み物と一緒に楽しんでほしい」という、一貫したゲスト目線。...
予約が取れない超人気店!エンタメ性溢れる一品に心が弾む劇場型鮨店
「このボタン海老、凄いでしょう。北海道は増毛で揚がったものです」。スペシャルな素材を披露しながら、満面の笑みを浮かべるご主人の天本正通氏。その生き生きとした表情に応えるかのように客の歓声が上がる。店と客が一体となって盛り上がる新しい形の劇場型鮨店。それがここ『東麻布 天本』だ。 2016年6月のオープン以来(否、開店前から)数カ月先まで予約が取れない同店、人気の秘密は、ひとえにこの臨場感溢れる楽しさと天性の明るさを持つ天本氏...
「あの店、まったく予約が取れないらしいよ」 東京で「食」を愛する人々が、時に口にする言葉だが、何も、そのお店を批判しているわけではない。むしろ真逆で、お店への...
定番ネタだけじゃない!プロも驚く意外な握りが楽しめる、アットホームな街の鮨屋
大将島崎大輔氏が握る寿司は、ほろっとほぐれるのに、口の中で立つシャリを感じる。仕事されたネタと相まって五感を刺激。体が勝手に反応してしまう味なのだ。だから疲れた時にこそ行ってほしい。 カウンターに座って「おまかせ」の一言だけ。あとは運ばれてきた極上をテンポよく食す。いつの間にやら腹も心も満たされている。酒も潔い。勧めるワインはオーストラリア「プランタジェネット」のシャルドネのみ。豪州産と侮るなかれ。飲めば、1種に絞った店主の...
「かいわれ大根の昆布締めは絶品」と、食いしん坊シェフ。西麻布の裏通りに位置する一軒家の鮨屋。定番のネタに加え、野菜やいなりなど意外性のある握りも登場する。のどぐろやアジの自家製干物など、ツボをついた一品料理も楽しめる。...
キメデートに使いたい!渋谷エリアで鮨ラバーも認めた、新進気鋭の隠れ家的鮨店
「鮨不毛地帯と言われていた渋谷に、昨年2月に突如現れた新星。鮨の味がわかる食べ慣れた相手と行きたくなる店です」。 店主・黒﨑一希さんは、そのセンスと実力で今、最も注目されている鮨職人のひとり。焼き杉の壁に檜のカウンター、特注の冷蔵庫など、細部にまでこだわったシックな空間も、まさにキメデート向けだ。...
黒崎さん曰く、「飽きっぽい性格ゆえ、決まったものを出すことが嫌い」「日々の仕入れ、仕込みのなかで、相性のいいものを組み合わせながら、つねに新しさを加えることが楽しくて仕方ない」とのこと。 渋谷という好奇心溢れる街と歩む店ならではである。供するのは「おまかせ」のみ。つまみ8種、握り13種を織り交ぜながらいただくのに酒は不可欠。日本酒、ワイン、スパークリングなどラインアップが豊富。好みを伝えれば、さらなる喜びを与えてくれるに違いない。...
「恵比寿で気軽にハイクオリティな鮨」な気分の時に重宝する一軒
鮨屋で食べるバラちらし――。刻まれたネタの数々が艶やかに煌めく器を見たとたん、思わず胸が高鳴る人も多いだろう。 『松栄 恵比寿』のランチに名を連ねる特製バラちらしは、10種類以上のネタを使う豪華版。口に放り込めば中トロの甘い脂、とろける穴子、歯の先で弾けるイクラの食感などが一気に押し寄せ、至福の世界へと誘っていく。 店は1966年に創業し、平成初期にリニューアル。オーダー後に焼く玉子焼きを始め、昔気質の仕事を受け継ぐ江...
鮨の激戦区 西麻布でひとつ頭抜けた存在。独創的な熟成鮨は圧巻
深夜の西麻布の鮨の救世主はこちら。店主の岡正勝氏は、真空氷蔵でじっくり寝かせた熟成トロで知られる四谷の『すし匠』で10年間修業を積んだ、気鋭の鮨職人だ。 西麻布が鮨の激戦区と呼ばれるようになって久しいが、『すし匠 まさ』はひとつ頭抜けた存在と言えるだろう。スタッフのホスピタリティも抜群。疲れた深夜には細やかな気遣いが嬉しい。 つまみと握りを交互に出す独特のスタイルは『すし匠』を踏襲しながらも「自分でも工夫した鮨種を出し...
ネタとシャリの絶妙なバランスに、感動の連続!自分へのご褒美に行きたい鮨店
狭い店というのは、それだけ日々の売上が限られる。にもかかわらず、その客との距離感にこだわりを持ち、もはや採算度外視!?というほど、絶品の酒や料理を供する店がこの世にはある。そんなこだわりづくしの小体の店を今回はご紹介!※こちらの店舗は、現在閉店しております。日本酒の美味しさに目覚めた店主の高久ちぐささんが、家に友人を招く感覚でもてなしたいと、2014年5月に開店した酒亭。 日本酒は高久さん好みの、しっかりとした味わいのものが...
“ほかと同じ鮨をだしても意味がない”と話す店主が営む、熟成鮨が特徴の店。 「初めて食べたときはその独自の食感や風味におっと驚き、その個性がクセになります。熟成させたネタは食べる前の想像と違った味で面白いです。ここでしか食べられない鮨があるので奮発できますね」...
名店『鮨 奈可久』から、暖簾分けを許された店。煮物やシメものまで絶品の江戸前寿司
煮物、シメものに特にこだわった丁寧な仕事が施された絶品の江戸前の寿司が味わえる。 「ビジネスが成功した暁に、ひたすら美味しいものを食べたい時に伺います。どれをいただいても美味しいのですが、強いて一品あげるなら酢おぼろ漬けされた海老が最高!」...
【六本木】 『鮨 奈可久』で13年の修業の後、暖簾分けで店をオープンさせた木戸隆文氏。身を以て学んだ師の教えを、今は自分なりのおまかせで表現する。酒好きの人、少食の女性と都度、状況を見極める配慮は、流石の一言。これこそ、師から受け継ぐ木戸氏のおまかせ。価値は十二分だ。...
名店『鮨 奈可久』で修業し、暖簾分けを許された木戸隆文氏。身をもって学んだ師の教えを守りながら、自分なりのおまかせスタイルで絶品の鮨を表現する。...
鮨と割烹、両方を欲張れる和食店。熟練の技をライブ感たっぷりのカウンターで
板前の手さばきに、自信にも似た素材の追求、そして、腕を楽しみながら会話を交わす……。ある種の緊張感が心地良い、和のカウンター。張り詰めた空気のその先に美味の醍醐味がある。我が国においてカウンターのある店といえば、鮨と割烹が代表選手。何しろ、その世界では料理人を「板前」、シェフを「板長」と呼ぶのだから。 語源としては板=まな板を指すが、この際意味を拡大してカウンターのこととしよう。その前で仕事をするのが「板前」で、その長が「板...
炙り、漬け、混布締めなど、ひと手間かけた握りに唸る!趣向を凝らした江戸前鮨
「店主の廣瀬隆司さんは歳も一緒。懐石料理の経験があるから、握りの完成度が高い」と、鵜野シェフ。昆布締め、漬け、炙りなどひと手間かけた握りを得意とし、酒を飲みながら食べられるよう趣向を凝らす、新世代の江戸前鮨だ。...