東京カレンダー | グルメ・レストラン、ライフスタイル情報
シャルキュトリがメインのフランス料理店。本場リヨン仕込みの技を味わえる店
シャルキュトリ=(主に)豚肉加工品に力を入れているから『シャルキュ』。なんとも明快なネーミングではないか。 オーナーシェフの町筋健彦氏は、シャルキュトリの盛んなフ...
伝統と革新が交錯する洗練された和空間。座敷のカウンター席で心からの寛ぎを
お客様が心から寛げるよう、カウンター席を座敷にしています。京都祇園の歴史あるお茶屋のように、奥行きが感じられる造り。カウンター背面に竹林の坪庭を配し、また靴を脱いだ...
ダイナミックなひな鳥のロティを豪快に!肉ラバー注目の神田の個性派フレンチ
長屋の面影残る風情。木材や梁がむき出しの天井など、情緒満点の外観で目を引くのが、ロティサリー機。鶏1羽がぐるぐると回りながらローストされる様は食欲がそそられる。 無骨な、まるで倉庫のような町場系ブラッスリー。こちらのコンセプトは、カウンターで楽しむ豪快フレンチ。産直にこだわったひな鶏を始め、産直の有機野菜を自慢のロティサリー機で塊のままじっくりと火を通し、その肉汁溢れる美味しさを、かぶりつきで楽しんでもらう。 カウンターだから...
和食の最高峰。世界中の食通たちが唸る、秀逸な匠の技
世界中のグルマンが、銀座の片隅にある小さな店の、わずか6席のプラチナシートを目がけてやって来る。奥に個室もあるが、やはり奥田透氏が目の前で調理するカウンター席こそ、プラチナを冠するに相応しい。ミシュラン三ツ星に輝き続ける銀座『小十』は、いつも満席である。 その奥田氏が、『鮨かくとう』に続き、大きなトライアルをスタートさせた。今度は地下に広がる奥田ワールドだ。カウンター8席。それに、掘り炬燵スタイルの個室とテーブルの個室が3つ、そ...
特別な日はお肉でお祝いを。最高の“焼き”で肉の魅力に開眼する
真っ赤におこった炭の上に肉が静かに置かれる。その瞬間から、煉瓦製の炉窯の中には太古の時間が流れ始める―――― 20世紀後半以降、文明の利器と偉大なる料理人の熱意により、真空調理や低温調理などの新しい加熱方法が創造されてきた。それらは素材の旨みを残し、汁気を逃さないなどの利点をもつ素晴らしいやり方であり、80年代には真空調理によってジョエル・ロブション氏が、90年代には低温調理によってアラン・パッサール氏がスターダムを駆け上がった...
ワールドワイドな品揃えのワインとともに。格調高く雰囲気あふれるイタリアン
店名『クロディーノ』は、オーナーの黒田敬介さんが、フィレンツェの『エノテカ・ピンキオーリ』でピンキオーリ氏に従事した際に付けられた愛称に由来。銀座の重厚感溢れる空間で、名店の系譜を大切にしながらも、丸山孝一シェフ独自の感性を発揮した料理がいただける。 「旨みがしっかりと感じられる『ローラン・ペリエ ロゼ』は、お肉料理とのバランスも秀逸。生後3週間の乳のみ仔豚は、上品でストレートな旨みが持ち味なので、相性の良さは抜群です」。 ...
初めて会った日から「クロディーノ」と呼ばれるようになった。まだ24歳だったから、小さな黒田という意味を込めて。名付け親はジョルジョ・ピンキオーリ氏。イタリア『エノテーカ・ピンキオーリ』のオーナーである。黒田敬介氏はフィレンツェにある本店で1年間研修を積み、1992年のオープンから2010年の閉店時まで東京店でシェフソムリエを務めた。 この店のスタッフはセカンドシェフだった丸山孝一氏ほか、全員が銀座にあった『エノテーカ・ピンキオー...
超一流店で経験を積んだシェフが奏でる、日本屈指のモダンスパニッシュ
今春、スペインの『エル・ブリ』が閉店した。最後の晩餐時には続々訪れるセレブのヘリコプターで渋滞ができたという。約10年間に渡ってオートキュイジーヌの最新モードを提供し続けてきた3つ星レストランに相応しい、華やかな幕引きだったようだ。 泡状ソースのエスプーマ、液体窒素やアルギン酸を用いたアヴァンギャルドな品々。スペイン料理に限らず、フレンチ、イタリアン、果ては日本料理にまで影響を与えた『エル・ブリ』モードのその先を世界中が見守...
ミシュランの星獲得店!趣向を凝らした鮨と酒肴の数々に目も舌も喜ぶ
銀座『鮨 よしたけ』のカウンターに、日本を代表するふたりのミュージシャンの姿があった。意外にも、これがサシで握りをつまむ、初めての機会だ。「同じクラスには1度もなったことがない同級生って感覚だよね」と宮沢さんが笑えば、谷中さんも「そうかもしれませんね」と応える。店主・吉武正博氏が明太子ゼリーののった白子の酒蒸しを供する。「うん、面白い!」と谷中さん。 店主は多くの和食料理人と懇意にする人物。そのため発想は柔軟で驚きと美、そして旨...
美食都市 ”銀座” に潜む星付き割烹
「季節ごとに旬の素材や味わいがある。それが和食のハイライトです」と岡本圭一氏。先付、椀、お造りと続くコースは季節や仕入れに応じ供され、甘み、塩け、酸味、温冷などの五味五感が堪能できる。...