バスクの食文化を伝えたい。
シェフの情熱が詰まった
小さな1軒家レストランで
今宵も熱い夜が始まる

世界の料理界が注目するバスクの食の魅力は深い。
バスクの三つ星レストランでも腕を磨いた山田朋仙シェフは、本格的なバスクの伝統料理と現代のガストロノミックに進化したバスクの「食」の両方をこの店で伝えようとしている。
一見するとバルのような気軽な店構えだが、メニューを開けばその底力が見えてくる。

メニューはおよそ90種類。
バスクを代表する郷土の味「バカラオのクロケタ」など、ほとんどが忠実に伝統の味を伝えている。その一方で、スペシャリテの「フォアグラ 穴子 果物のミルフィーユ仕立て」はバスクにある三つ星レストランから受け継いだ大切なレシピだ。
伝統的な料理と現代の料理を同居させることで、日本ではまだ少ないバスクの食文化が見えてくるのだ。

バスクの食文化に欠かせないものといえば微発砲ワインの「チャコリ」。
空気を含ませるため、かなり上から注ぐパフォーマンスもお楽しみのひとつとなっている。
9種類のチャコリが揃うのもここならでは。
アルコール度数が低く飲みやすいチャコリは、繊細で軽やかなバスク料理ととても相性がいい。

1階はオープンキッチンのバル使いができるカウンターで、1杯からふらりと立ち寄れる。パイスバスコでは一皿のポーションが小さいので、一人でも数種類味わえるところも魅力だ。
きちんと食事をとるならスペインのアートが飾られた2階、3階のテーブル席がおすすめだ。こじんまりした空間なので、貸切のパーティにも人気がある。
銀座の路地に面した1軒家のレストランで、活気あふれるバスクの夜を過ごしたい。
お伝えいただければ幸いです。