六本木の小路に佇む密やかな大人の空間で
25年以上守られてきた秘伝のポン酢で食す
極上のしゃぶしゃぶに舌鼓をうつ

六本木通りを1本入った小路に、一際目立つ店がある。
それが『SHAVU SHAVU』だ。
おそらくこの店を目指して来たゲストですら、一瞬ためらいを覚えるであろう、
一見してしゃぶしゃぶの店とは思えない洒落たしつらえ。
「しゃぶしゃぶらしくないイメージを作りたかった」と語るオーナー柏木佑介氏の狙い通り、この店への訪問は小さなサプライズから始まる。

中に入ると一人ずつ自分専用の鍋があるという斬新なスタイルが目をひく。
「場所柄、外国人や接待の利用も多いので、一人用の鍋は喜ばれます。テーブルでの一人鍋はほとんど見かけないので、大きな特長になっています」と、柏木氏。
可動式の壁を動かせば、2名から10名まで幅広く個室対応ができるのも大きな魅力だ。

この洗練された空間で供されるのは、柏木氏が父から受け継いだ秘伝のポン酢で食す極上のしゃぶしゃぶ。
大阪で20年以上親しまれてきたこの味を広く普及したいと、証券会社の会社員から転身し、満を持して六本木に店をオープンさせた。
東京と大阪の味の特性を考慮して改めて味の探究を続け、ようやくこれだという味にたどり着いたという。

タレはすべて自家製。こだわりの味を楽しんでもらうために、肉自体はシンプルな昆布出汁にさっとくぐらせるのみ。
まずは秘伝のポン酢で愉しむのが『SHAVU SHAVU』流。
旨味豊かな黒毛和牛はまろやかな酸味に包まれ、滋味深い肉本来の旨みがひときわ際立つ。
その他にも、香り高いゴマだれ、優しい味の豆乳、甘みと酸味がほどよいトマトと、豊富なタレの名脇役たちにより、日本の伝統的な肉料理の新たな表情を愉しむことができる。
お伝えいただければ幸いです。