結婚できない女 Vol.15

わかっちゃいるけどやめられない。やっぱり三代目系な男が好き!な結婚できない女

熾烈を極める東京婚活市場。

その中で「結婚したいのに結婚できない」と嘆く女には、いくつかの共通点がある。

ある行動により自分の市場価値を無駄に下げる女、逆に実態なく価値を上げ過ぎて機会損失している女……。

これまで、これまで、24時の誘いに乗る女〆のラーメンに行く女花嫁修業する女港区女子2番手の女丸ごと愛して欲しい女などの事例を紹介してきた。

今回は、結婚したいと言いながらチャラ男ばかり選ぶ女が登場。


【今週の結婚できない女】

名前:明菜
年齢:32歳
職業:ITベンチャー
結婚相手に望むこと:男らしい容姿、細マッチョ希望

自ら飛んで火に入る女


「さやか、ちょっと聞いて」

水曜日のランチタイム。

表参道の『Mr.FARMER』で明菜は、サラダボウルを注文するや否や、同僚のさやかにそう切り出した。

明菜の、ため息交じりの低い声と周囲に漂うダークな空気から、さやかはこれから聞かされる話の顛末について、大方の予想がついた。

「この間のお食事会にいた、堀川さん覚えてる?」

さやかは新婚なのだが、先日、明菜に頼みこまれてお食事会に参加した。その時にいた35歳の代理店マンが、堀川である。

いまだに日サロにでも通っているんじゃないかという黒い肌と、やたらと白い歯しかさやかの記憶に残っていないが、明菜は最初から「堀川さん、私タイプ♡」と宣言していた。

そして2次会のカラオケ店を出た後、明菜は堀川に肩を抱かれながら六本木の街に消えていったのだが…。

「あいつ最悪。結婚してたわ」

「え、そうなの?!」

明菜の手前、一応驚いては見せたが、さやかは内心「そんなことだろう」と思っていた。

お食事会での「独身です」や結婚指輪の有無は、何の判断要素にもならない。そこは女の勘と千里眼で見抜くしかないのだ。

そもそも、カラオケで三代目J Soul Brothersの「R.Y.U.S.E.I.」を完璧に歌いこなす35歳など、たとえ本当に独身だったとしても、結婚したい女が選ぶべき男ではない、とさやかは冷静に分析する。

「もう誰も信用できない…」

深いため息をつく明菜に同情はするが、はっきり言って自ら飛んで火に入っているようにしか、さやかは思えないのだった。

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