お洒落タウン代々木八幡に出現した、まさかの「煎餅もんじゃ」のお店が話題!

ここ最近、ヒップな街として東京中のオシャレピープルが集っていると噂の代々木八幡。クリスチアノ系列はもちろん、近年は『PATH』、『ヨヨナム』など、メディアを賑わす良店が続々登場し、話題を呼んでいる。

そんな代々木八幡に一風変わった、というかこのエリアらしからぬお店が登場。なんと、煎餅もんじゃをメインにするというから驚き! 果たして、どんなお店に仕上がっているのだろうか。

鉄板の上の色鮮やかなもんじゃは、ビーツ+牛すじ+サワークリームの「ロシア」¥1,200。オリジナルのもんじゃのほか、定番もんじゃやおつまみも各種。惣菜は5種盛りで¥1,000だが、店頭のショーケースから好きなものを選んで、単品で注文することも可能

『おそうざいと煎餅もんじゃ さとう』

代々木八幡

おそうざい・煎餅・もんじゃ”と、情報量多すぎな店名が、好奇心をそそること確実なこちら。代々木八幡界隈で『クリスチアノ』『ナタ・デ・クリスチアノ』『マル・デクリスチアノ』と次々に人気店を生み出している、佐藤幸二さんの最新店だ。

佐藤さん、そもそも、なぜ今回はもんじゃ屋さんを? 「昔、浅草に住んでいたことがあるんですけど、界隈のもんじゃ屋さんが好きでよく食べに行っていたんです。浅草のもんじゃって、月島とは焼き方が違うこと、知ってます?」。え! そうなんですか!?「もんじゃというと、キャベツで土手を作って、中に粉やだしの入った液体を流して焼くイメージが強いと思うんですが、あれは月島式。浅草式は違うんです」。

ならば、さっそく焼いてもらいながら、詳しく説明をお願いします!「浅草のもんじゃはまず、粉と出汁で作った生地を薄い煎餅状に焼き、それをつまみつつ、コテで具を刻みながら焼いていきます」。

粉は、系列のエッグタルト店『ナタ・デ・クリスチアノ』と同じ、国産の粉を使用しているそう。なるほど、人気のエッグタルト同様、パリッと香ばしい食感に焼きあがっていますね。ちなみにキャベツは4mm幅にカットだそう。考え抜かれている……!

そして、月島でも浅草でもない『さとう』のオリジナリティは、具の組み合わせで遺憾なく発揮。発酵肉、白子、グラナパダーノチーズ、パクチーetc.。「ロシア」と名付けられたビーツと牛すじ入りのもんじゃには、焼き上がり直前にサワークリームを投入。これは、もんじゃらしからぬ華やかさ。しかも渾然一体となった具の味わいは驚くほどにまろやか。

唯一無二のもんじゃで、間違いなく会話が弾むはず。ほか、オリジナルには、この地域の旧町名「深町」の名を冠したものも。これは、その昔この一帯が貝の化石層だったことにちなんで、アサリだしで粉を溶き、具にはハマグリを使用。こちらも旨味が複雑に重なり合うおすすめの一品だ。いや〜、お酒、進んじゃいます!

築地「宮川食鳥鶏卵」の鶏肉と白子をごろりと入れてパクチーを添えた「シラトリ」¥1,200。隠し味はナンプラー!

手前にあるのが「煎餅」。具と生地を最初に鉄板に広げ、薄く焼けた生地のみを剥がして、パリパリとつまむのが流儀だ。もんじゃには、すりごまをたっぷりかけるのがおすすめ

料理以外のホスピタリティに関しても、一見(!?)の価値アリ。たとえば、お手洗いにはまさかの足洗い場を完備。「お座敷なので、お互い気持ちよく過ごせるよう作りました。仕事帰りの疲れた足を洗ってから飲み始めると、くつろげますよ〜。ご希望の方には使い捨ての靴下も販売しています!」と佐藤さん(※本当です!)。また、子供連れのファミリー層に考慮。小さい子がうっかり鉄板を触ってしまわぬよう、テーブルに設置できる柵も用意してある。

おっと、入口にあるおそうざい店もお見逃しなく。まず、朝8時からは空気を含ませて握ったふっくらおむすびが。そして、10時ごろから煮物や揚げ物など、温かみのある自家製のおかずが次々に登場する。体に優しい素材を選んで、みんなが安心して食べられるもの揃い。こちらも、味付けをしていない野菜の煮物や、ナチュラルな甘味の蒸しパンなど、離乳食時期の子供でもOKなものも並んでいる。

手前のおそうざい店も、奥のもんじゃコーナーも「あったらいいな」が詰まっている『おそうざいと煎餅もんじゃ さとう』 こと、もんじゃに関しては、わずか3卓というプラチナシート(鉄板?)。確実に食べたければ、なる早で予約すべし!

おそうざいは、佐藤さんの奥様・なつみさんが愛知のお祖母様に習った味を再現。家内味噌を使った「煮た」と呼ばれる野菜の煮物や、煮魚、鶏の唐揚げなどから、懐かしのアメリカンドッグ(!)や蒸しパンまで種類豊富

アットホームな雰囲気の店内。鉄板を埋め込んだ卓が3つあり、両サイドにテレビが。「片方は民放、もう片方はお子さん連れ向けにEテレを流しています」

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