スターバーテンダーの登竜門!世界大会への切符を手にした、日本一は誰だ!?

ラムの世界的ブランド、バカルディが、次世代の定番カクテルを生み出すべく、2008年にスタートさせた「バカルディ レガシー カクテル コンペティション」。

この権威ある戦いの世界大会進出を懸け、去る2月23日、2年目の開催となる日本大会ファイナルが東京タワーの麓「STAR RISE TOWER」にて行われた。

激戦を勝ち抜いた5名の精鋭バーテンダーが、熱く華麗に腕を競い、大いに会場を酔わせた。

制限時間は7分。一世一代の大勝負が始まる!

解放感のある天井高な空間。
約300名の聴衆の目線の先には、整然とバカルディが並べられた華やかなステージ。
一人に与えられた時間は、たったの7分。

優勝すれば、スターバーテンダーへの道が開ける、登竜門と言って良い今大会。事実、世界中で勝者がバーテンダーとしての名誉を手にしているとあり、会場には緊張感が張りつめていた。ファイナリストたちはカクテルに込めた想いをプレゼンし、バーテンディングを行う。

ミスは許されない。観客も手に汗握る緊張感

トップバッターは、横浜の『Bar Day Cocktail』の佐藤健太郎さん。

佐藤さんは、横浜生まれ横浜育ち。現在の勤務バーも横浜という生粋のハマっ子だ。自身の故郷である横浜と、近年アメリカと国交を回復したキューバの港町・マリエルの類似点から、「マリエル」という名のカクテルを披露した。

軸となるオレンジジュースは、地元横浜が生んだ名カクテル「ヨコハマ」にも使われているなど、歴史の深さを想起させる一杯だった。

紅一点!官能的なカクテルを作るのは、22歳の新星

『パレスホテル東京ロイヤルバー』所属の中村サビーヌさんは、若干22歳という若さでの挑戦。

フランス・ノルマンディー出身という自身の生い立ちやアイデンティティを伝えながら、渾身のカクテルを紹介。美しい手さばきで作り上げたカクテルは、その名も「TENTADORA」。

スペイン語で「魅惑的な女性」を意味し、媚薬スパイスであるシナモンやジンジャー、そしてビーツジュースの赤が文字通りパッションや力強さを感じさせた。

2014年世界大会優勝者のトム・ウォーカー氏(左)、2012年世界大会にアメリカ代表として優勝した、「バカルディレガシーが生んだスターバーテンダー」後閑信吾氏(右)も審査に参加

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