年始めのご褒美グルメ!冬の味覚を贅沢に味わえるホテルの絶品鍋7選

「河豚コース」¥21,600(コース価格・税込サ別)。前菜ののち、鉄刺、唐揚げ、ちり鍋、雑炊まで河豚尽くし。利用日の前日までに要予約、2名からオーダー可能だ。※メニュー提供期間は~2/28まで。ただし12/31~1/7を除く

高級魚の代名詞、ここはひとつ豪勢に!『和田倉』

@パレスホテル東京

冬の味覚、それも鍋にぴったりな食材といえば、筆頭に挙がるのはやはり「河豚」ではないだろうか。高級魚であることは言うまでもないが、季節に一度はやはり味わいたいもの。

2012年に『パレスホテル東京』として生まれ変わる以前、『パレスホテル』時代より長く愛されてきた会席料理の名店『和田倉』でも、冬はやはり、河豚が季節の顔として登場する。

鉄刺。鍋の前のお造りも美しい盛り付けで登場する

料理長・宮部敬二氏の確かな目利きで仕入れられる河豚は、身が厚くハリのある見事なもの。その時々最良のものを選ぶため、産地は特定せず、この日は日本屈指の水揚げ量を誇る、下関産が。

これをさまざまな調理法で楽しめるのが「河豚コース」だが、ハイライトはやはりちり鍋。アラの骨の際まで味わい尽くしたら、〆はやはり、旨みが溶け込んだスープを余すことなくいただける雑炊で。あゝ、至福なり。

ふぐ、野菜、もち。主役の河豚も、ザクもたっぷりと

ねぎ、もみじおろし、すだち。淡白な河豚の旨みを際立てる薬味類

壁面の塗装を手がけたのは、気鋭の左官職人、久住有生氏。エントランスから続く店内の土壁や床など、土の色調と質感で見事なグラデーションを表現。伝統の技術を用いながらも印象は実にモダン

「黒毛和牛しゃぶしゃぶ」¥18,000(コース価格・税サ別)。最高の黒毛和牛を自分で出汁に潜らせる愉悦!

安定感抜群の美味しさ。理由に、老舗の矜持あり『なだ万』

@シャングリ・ラ ホテル 東京

創業186年(!)という由緒を誇る日本料理店『なだ万』。『シャングリ・ラ ホテル 東京』の29階に位置する、この店では懐石のほか、寿司や天ぷら、鉄板焼きまで供すが、 鍋なら、しゃぶしゃぶは是が非でも。

和食の粋を集約した前菜、お造りに続き、“肉皿”は登場する。それにしても、この美しさはどうだ。黒毛和牛は世界が欲す日本の逸材だが、絵付け皿の秀麗さとも相まって食す前からゲストを圧巻。

昆布出汁に潜らせるだけで軟らかさを実感し、口に運べば脂の甘さ、肉の旨みに陶然となる。

熊本県産黒毛和牛。そのときベストな黒毛和牛を仕入れ。「鹿児島や宮崎も多い」と調理長

つけダレは無論『なだ万』特製。ポン酢には昆布をたっぷり、醤油は複数種をブレンド。十数種の調味料を合わせた胡麻も、隠し味に腐乳など。

「伝統を重んじつつ外国の方も多いホテルに向く美食を常に模索しています」と吉田武彦調理長。歴史に満足せず進化を続ける、老舗の姿勢に感服する。

野菜盛り合わせ。調理長自ら選ぶ器も美しい。白菜やねぎ、豆腐や葛切りなどの定番のほか、焼き餅が加わるのは個性的

お造り。長崎、新潟など、産直の鮮魚を4種盛りで提供。この日は鯛、帆立、車海老に大間の鮪

香港の著名デザイナーが掲げたテーマは「東京の森」。アーティステックで、モダンな『なだ万』だ

※本記事に掲載されている価格は、原則として消費税抜きの表示であり、記事配信時点でのものです。

この記事へのコメント

Pencilコメントする

コメントはまだありません。

おすすめ記事

もどる
すすむ

東京カレンダーショッピング

もどる
すすむ

ロングヒット記事

もどる
すすむ
Appstore logo Googleplay logo