東京すき焼きベストセレクション!王道から進化形まで名店6選

トマトすき焼き。

【トマト】リッチだけどヘビーじゃない これぞ進化鍋の代名詞『三田ばさら』

三田

濃厚な割下で煮込んだすき焼きの旨さは言わずもがなだが、ただ美味しいだけでは芸がない。『三田ばさら』の「トマトすき焼き」は、まず、そのメニュー名を聞くだけで彼女の好奇心をそそるはず。

牛脂の代わりに鍋にオリーブオイルとニンニクを敷き、大玉のトマトと玉ねぎを並べ、そこに甘辛な醤油風味の割下をジュワッと注ぎ込む。鼻腔をくすぐる甘く香ばしい湯気に高鳴る胸。

鍋の〆は赤ワインとトマトピューレをひと煮立ちさせ、デミグラス風のソースにタリアテッレを絡めて

主役の肉は、安定した品質を提供するため産地や銘柄は限定せず、その日一番状態のよい国産黒毛和牛を使用。美しい霜降り肉が、ほんのり色を変えたら食べ頃のサイン。
トマトと一緒にほお張ると、約束された定番の美味しさを心地よく裏切る、甘みと酸味の絶妙なマリアージュが口に広がる。さっぱりとした後味で、最後まで飽きずにいただけるのも女性好みと言えるだろう。

調理はすべてスタッフが担当してくれるので、鍋の世話に気を取られずふたりの会話を楽しめる。話題性、味、サービスすべてを兼ね揃えた“デート鍋”。この冬、ぜひ押さえておきたい。

特選塩すき焼き。肉はもちろん、締めの雑炊も絶品!

【塩】とろけるような米沢牛を塩すき焼きで味わう『雅山 GARDEN』

麻布十番

東京ですき焼きを食べさせる店は数多あるが、醤油ベースの割下で肉や野菜を煮込むスタイルが主流で『雅山』のように塩味で供するのは、めずらしい。

『雅山』で扱うのは、まろやかで深い味わいを持つ米沢牛。それも、3歳までの雌のみに限定している。

坪庭を眺められる小上がり席は2~6名で利用可能。他にも座敷の個室なども備える。

未経産牛は雄よりもクセがなくキメも細かい。塩すき焼きの場合、塩と日本酒とカツオ出汁のみで調理するため、臭みのない雌牛でなくてはならないのだという。

まず、鍋で焼かれた肉を卵にからめて食し、塩とカツオ出汁ベースの割下で野菜を煮込み、肉は色が変わったところで引き上げる。これはまさに、従来のすき焼きとは似て非なるもの。未知の美味に思わず感嘆のため息がこぼれる。

※本記事に掲載されている価格は、原則として消費税抜きの表示であり、記事配信時点でのものです。

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