2016年のブームは『客に焼かせない高級焼肉』!店主の肉愛を堪能できる都内厳選3軒

もうそろそろ終焉か、と思ったことは何度もあるが、どっこい、焼肉のブームは止まらない。だから各店、進化を続けている。そんな中、2016年に注目されたのは「焼いてくれる焼肉」。

仲間とあれこれ語り合いながら焼き、時にはうっかり焦がしてしまったり。確かにそれも焼肉の楽しみのひとつである。が、プロが最良の状態に焼いてくれるというのであれば、願ってもない話だろう。

そうしたスタイルを店の個性として打ち出した新店も、流行る前から焼いてくれている店も、流石のテクニシャンぞろい。技の競演、ご覧あれ!

全席に設置されているロースターは、網の下に水を入れて焼くように設計されたノンダクト無煙ロースター。遠赤外線でミディアムレアに焼かれた肉の味は格別!

遠赤外線で焼く高森和牛の塊肉に垂涎!
『お肉屋 けいすけ 三男坊』

広尾

オーナーのけいすけ氏が理想とする「厚切り焼肉」を最高の状態で提供すべく、山口県産の高森和牛のさまざまな部位を揃え、無煙ロースターの遠赤外線で焼いてくれるのがこちら。

¥5,000から¥2,500刻みで3種類用意された焼肉コースの主役は、その日一番おすすめの赤身を2名分(160g)以上にカットした「極上塊肉」だ。

「本日の極上塊肉」は1人前¥2,000。写真はミスジ3人前

その厚さは見るからに素人の手に負えるものではなく、焼いてくれるのも納得。塊肉は約15分かけて焼かれたら、ホイルに包んで約10分蒸らされ、食べやすく切り分けられて登場する。

ふっくらした肉を噛めば肉汁の旨みが本能を直撃し、一口ステーキのような焼肉の山がみるみる胃袋に消えること必至。オレイン酸を多く含む高森和牛は脂の融点が低く、思いのほかさっぱりしているのだ。

コースでは全部位をお店の人が焼いてくれるが、単品メニューには自分で焼く部位も多数。すべてに完璧を求めるグルマン諸氏は、ぜひコースで注文を。

焼き上がった「本日の極上塊肉」は食べやすい大きさに切って出される。女性には小さめにカットするなど、サービスはきめ細やか

「獺祭の米粉を使った牛カツフライ」¥1,980

古木を使った店内の内装コンセプトは、NYのウエストヴィレッジのカフェ

自慢の塊肉を、社長の千葉氏が提唱する「水風船理論」に基づいた焼き技で、じっくりと焼き上げる。温度上昇により、肉汁の体積が増し、肉が膨らむ!

熟成肉に真剣に向き合い、真摯に焼き上げる
『格之進Rt』

代々木八幡

熟成肉のパイオニア、そしてブームに先駆けていち早く、肉をスタッフが焼いて提供してくれるスタイルの焼肉を推進してきた『格之進』。

昨年11月にオープンしたこちらの店舗は、真紅のファサード、白いタイル貼りの壁、白木のカウンターと、店構えはフレンチビストロさながらの雰囲気だが、卓上にはロースターが埋め込まれているし、メニューはこれまで同様、れっきとした焼肉だ。

塊肉の一例

アラカルトもあるが、おすすめは、塊肉1部位と通常のカットを施した肉の盛り合わせの両方が含まれる¥6,800のコース。塊肉の“焼き”でこそ、この店のポテンシャルが最大限に発揮される。

本誌にも度々登場している『格之進』社長の千葉祐士氏が編み出した肉焼きのメソッド「水風船理論」を習得したスタッフが、肉の様子をじっくり観察しながらこまめに動かして、6面を均等にしっかりと焼き、その後休ませてからカット。さあ、召し上がれ!

見事に焼き上がった肉をカット。この日の塊肉は内もも300g(2人前相当)

取り寄せでも人気のハンバーグ¥900とメンチカツ¥800(2個)もメニュースタンバイ。肉が焼けるのを待つ間に楽しみたい(※通常盛り合わせはなし)

塊肉の一例。コースでは、熟成の状態がベストなものを供するため、部位は日によって異なる。なお、コースは2名より注文可能

変形コの字カウンターが特徴的。中にスタッフが入って肉を焼ける寸法だ

roty2016_記事下

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