寒い日は熱燗で!日本酒でしっぽりデートできる東京都内の絶品和食5選

※こちらの店舗は現在閉店しております。

獺祭ブームの先駆け的存在の店

「獺祭」ブームの先駆けとなった新宿の名酒場『吉本』

新宿

女性に日本酒のうんちくを語りたい夜ならこの店がいいかもしれない。

1977年創業の『吉本』では、店主・大原慶剛さんが実際に全国の蔵元へ足を運び、自らの舌で確かめた地酒を常時70銘柄、年間にして140銘柄そろえる。

蔵元が大原さんへ寄せる信頼は厚い。磨きの名手・旭酒造が当時まだ知名度の高くなかった「獺祭」を引っ提げ、首都圏で初めて売り込みに来たのも『吉本』だったというエピソードも。大原さんの地酒に対する規格外の知識と愛こそが、同店を名店たらしめるのだ。

長崎産生からすみは熱燗のおともにぴったり

絶品珍味から注文率100%の看板メニューまで

もう一杯もう一杯、と客の背中を押すのは絶品の肴たち。先代の故郷・長野の郷土料理のほか、酒を引き立てる旨~い面々がそろう。大原さんおすすめの燗が旨い銘柄×肴を紹介しよう。

まず「梅錦 純米吟醸酒」のお相手に、と差し出されたのは鮮やかな山吹色を放つ生からすみ。ウニやコノワタとも異なる、口いっぱいに広がる上品なコクを梅錦の独特な酸味が包み込む。

のどの奥に流し込んだ先からまた飲みたくなる、無視できない個性を持つ酒だ。からすみのような主張の強い肴と合わせてこそ底力を発揮する。

海水とウニのみで作られる礼文島産塩ウニ。

お次は、大原さん曰く「ウニのふくらみをこの柔らかさが包み込む」という「浦霞 純米辛口」。口に入れた瞬間に広がる丸みを帯びた口あたりに、ふくよかな着物美人の姿が脳内に浮かぶ。次の瞬間、塩ウニの独特な風味をサッと洗い流すキレのよさも併せ持つ。

「このつまみにはこの日本酒だね」と語り合いながら、熱燗を差しつ差されつ楽しみたい。

鳥取産蟹味噌は「龍神 純米大吟醸」とともに。蟹味噌の旨みと純米大吟醸のふくよかな香りがたまらない

きのこの煮びたしは、松茸やエリンギ、ヒラタケなど8種類ものきのこがふんだんに詰まった逸品。まろやかな鴨出汁が全細胞に染み渡る

※本記事に掲載されている価格は、原則として消費税抜きの表示であり、記事配信時点でのものです。

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