食通に長年愛される、恵比寿の名店 Vol.2

写真だけでピンとくる人は通!恵比寿の人気店4軒を総ざらい

森の木の子のクリーム煮。バターでじっくりソテーした木の子に少量のトマトソースを加え、生クリームで煮込んだ創業以来の人気料理。コクのある風味で、とくに白ワインと抜群の相性をみせる

※時期などによって、メニューの変動あり。

創業から守り続けるシンプル料理とがぶ飲みワイン
『Jack Pot恵比寿』

恵比寿

かつてはワインといえば、カチッとしたレストランで気取って味わうものだった。やがてバル・ビストロ文化が成熟し、ワインは身近になる。その原動力としてここ『Jack Pot』が果たした役割は、決して小さくないだろう。

創作料理とがぶ飲みワインの店という20年前から変わらぬスタイル。シェフもマネージャーも創業当時から変わらぬ姿で常連客を迎える。内装は少しだけ変わったが、グランドメニューのなかには20年選手もちらほら。

ガーリックライス、エビマヨ、木の子のクリーム煮など、シンプルだからこそ飽きのこない料理が揃っている。「変わらないこと、ブレないこと」と継続の秘訣を語るマネージャー。それが何より大切であることは、今日も店を包む活気が証明している。

スプリングラムチョップ。NZ産最上級ラムを塩コショウ香草でシンプルに。クセはなく驚くほどの柔らかさ

タラモサラダ。コク深く仕上げたサラダをバゲットにサンドした逸品。タラコのプチプチ食感が絶妙

生牡蠣。濃厚な仙鳳趾産と岩手のまこと牡蠣の2種

『Jack Pot』20年! 生え抜きメニュー!

増床を経たが木の優しさに包まれる温かみは健在

本日の鮮魚カルパッチョ盛り合わせ。この日は根室のイワシ、気仙沼の戻りガツオ、釧路の新サンマなどが。大葉のソースや唐辛子のソース、付け合わせの果物や野菜と共に

※時期などによって、メニューの変動あり。

自由闊達さは変わらずに、より素材に重きを
『fummy's grill』

恵比寿

フレンチやイタリアンをベースに、新鮮な素材と世界各地の調味料を自在に組み合わせた「カリフォルニアキュイジーヌ」が、食のトレンドに躍り出たのは、約20年前。その草分け的存在として開店したのが『フミーズグリル』。

だが、料理のコンセプトやメニューは、実は2015年にリニューアルしたという。長くマネージャーを務める小林暢寿氏によると「ここ数年は全国の生産者の方からの食材を多用していたこともあり、より素材コンシャスな方向へとシフトしました」。

2016年6月シェフに就任した小野慎太郎氏も、鎌倉の市場に仕入れに行くなど、季節の食材を楽しみつつ、和洋中の技法を織り交ぜて料理。時代に合わせてフレキシブルに発展する姿勢に、創業時の魂は宿っている。

鴨胸肉の西京味噌焼き。

和の素材や調味料も積極的に取り入れる。

フロアは、気候の良い時季には窓が開け放たれて開放的な雰囲気。オープンキッチンに面したカウンター席も

大人数で楽しめるロングテーブルも

※本記事に掲載されている価格は、原則として消費税抜きの表示であり、記事配信時点でのものです。

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