ウイスキー事情2016 Vol.2

クラフトビールで目覚めた貴方に!国産クラフトウイスキーが飲める隠れ家バー3選

思わぬ出合いに感激。マニアックな一本で今宵も乾杯!『BAR ARKHAM』

南青山

酒、特にウイスキーが大好きという店主・与良素通氏が集めたボトルは絶版や限定品も多く、マニアも驚愕のラインアップ。昨年5月に店を開くまでイチローズモルト以外、「ちゃんと向き合ったことがなかった」。「昔、懐かしい味」と語る、国産も40種類以上揃える。

豊富な知識に、クラフトウイスキーの奥深さを知る。

『BAR ARKHAM』の一押し蒸留所と至極の一本

「ブレンデッドウイスキー 山桜 黒ラベル40%」元の名は山桜酒造で、チェリーウイスキーも展開。東北地方唯一の地ウイスキーとして知られる。この黒ラベルは、マイルドで口当たりが良く、「水割りにしても美味しい」。¥900(ショット)

笹の川酒造

昨年で創業250年。福島県郡山で江戸中期より酒を醸すが、昭和21年からウイスキーも蒸留。今年からさらなる事業の本格化を発表

「Rainbow三州」独自ブレンドのヴァッテドウイスキーを12年熟成。豊潤なモルト由来の香りがあり、口当たりもマイルドだが、すでに「終売品」。ロックでも、水割りでも真価を発揮。¥1,000(ショット)

相生ユニビオ

愛知県西尾でみりん醸造の相生味醂、焼酎の愛知酒精工業、清酒の相生酒造3社の合弁で2004年に誕生。レインボーウイスキーを展開

日本人であることを誇りに感じる“漢字ラベル”が勢揃い『Bar Entrust』

銀座

バーテン歴12年の横山直史氏が今年、開いた新店で、バックバーの一角に勢揃いする国産は「80種ぐらい」。理由は「正統派バーって国産酒が少なく、寂しく感じたから」。

漢字のラベルも多く、客から何? と尋ねられ、「会話のキッカケになることも」。今後は国産クラフトの、和食に合う特性を活かした酒肴も考案予定だ。

『Bar Entrust』の一押し蒸留所と至極の一本

「ホワイトオーク シングルモルト あかし8年 シェリーバット」「限定900本で販売された一本」で、シェリー樽熟成が活きた旨さ。実直な造りにも定評があり、「ワイン樽熟成など、味わいを模索されている姿勢に、応援したくなる」。¥2,700(ショット)

江井ヶ嶋酒造

老舗の蔵元だが大正8年にウイスキーも製造免許を取得。自社のホワイトオーク蒸留所でモルト原酒を蒸留。ブレンデッド中心に展開

「倉吉18年」18年以上、樽で熟成させているため、複雑で奥行きのある味わいを実現。50度という強さだが、「ほのかに甘みを感じるピュアモルトで飲みやすいからロックがお薦め」。¥3,024(ショット)

松井酒造合名

鳥取で明治43年創業の蔵元が自社で倉吉蒸留所を設立し、そこで造る酒とスコットランドから厳選した原酒をヴァッティング、製造

※本記事に掲載されている価格は、原則として消費税抜きの表示であり、記事配信時点でのものです。

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