東洋経済:『最強の働き方』『一流の育て方』 Vol.10

休日でバレる二流の末路!“残業がかっこいい”と思っている人は、仕事も人生も二流!

ほかにも週末の使い方によってバレるのは、ジムやスポーツなど「運動をする習慣」である。とにかく一流の人たちは、健康管理にかける努力も超一流なのである。


一流の人ほど、何事にもストイック


【3】「自己規律」および「集中力」「継続力」があるか

私はいろいろな国のさまざまな職場で働いてきたが、皆、「ビジネスの世界を選ばずスポーツにキャリアを見いだしていたなら、オリンピックに出場していたに違いない」と思えるほど、走りが速いし何キロ走っても疲れない。

私の元同僚の中にも、マラソンやテニスといったオーソドックスなものからトライアスロンや自転車競技というハードなもの、極真空手、太極拳、キックボクシングにレスリングといった、かなりハードなスポーツを趣味にしている人が多い。

「いい大学を出て、いい会社で働いているエリート」というと青白いオタッキーな姿を想像されるかもしれないが、海外の同僚を思い起こすと、WWE(米国の最大手プロレス団体)からすぐにデビューできそうなくらい、筋肉モリモリの人も多い。

彼らがおカネをもっていそうだからといって、カツアゲしても十中八九、返り討ちにされるであろう。それほど彼らのスポーツへの情熱は、健康志向や趣味の世界を完全に超えているのだ。

一流の人ほど、何をするにもストイックで徹底的だ。当初は趣味で始めたスポーツも、いつのまにかそこらへんのアスリートではかなわないレベルまで極めてしまう。

時間があるときに運動やスポーツを規則正しく、一生懸命する習慣のある人は、仕事のパフォーマンスが高くなる蓋然性が高い。運動は「自己規律」および「集中力」「継続力」のあらわれであるとともに、仕事の生産性に必要な「健康への投資」でもあるからだ。

頭のいい人が集まる職場ほど、逆説的だが「頭の良し悪し」では大きな差はつきにくい。しかし、その「フィジカルなインフラである肉体」では意外と大きな差がつくものなのである。

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