本格割烹にして気軽な値段が嬉しい!特等席はカウンターの厳選和食店4軒

土鍋ごはんはコースとは別注文。秋刀魚と新銀杏の炊き込みごはん1人前¥1,000~(写真は5~6人前)。秋刀魚は肝醤油で焼いてある。お米は宮城のひとめぼれ。

古民家を和モダンに改装したくつろぎ空間『酒斎 伊とう』

新富町/小料理

~粋な料理とごはんが旨い和食処~

下町の風情漂う築地の路地裏。元三味線のお師匠さんの家だった一軒を改装したのが『酒斎 伊とう』。去年8月のオープンだ。「うちは居酒屋以上割烹未満」。そう語るご主人の伊藤卓也氏は、仏や伊など洋食畑を歩んだ後、『新ばし 久』で修業。和食に転向した異色派だ。

コースは5品¥5,000と7品¥6,800の2種類。¥6,800からのコースでは、フライも登場するものの、料理は純粋な和食。土鍋ごはんの美味しさは『久』譲り。ここでは、秋刀魚や新銀杏など旬の味覚を盛り込んだ炊き込みスタイルで楽しめる。

前菜は、時期やその日の仕入れ状況で変化する。食欲を刺激する盛り付けも、和食ならでは。

ご主人の伊藤卓也氏。一度洋食にも挑戦するものの、しっくり来ず居酒屋さんに勤めたそう。その経歴ゆえの、料理の多様さ、自由度が楽しめる店だ。

カウンターの他に個室も。店内には店主が趣味で集めたという、古道具やヴィンテージのステンドガラスなどが飾られ趣のある空間を作り出している。

秋刀魚の塩焼きふぐ葱おろし添え¥15,000コースの焼きもの(単品での注文も可。要予約)。生姜醤油をかける

27時まで本格和食が楽しめる『寛幸』

東銀座/小料理

~センスが光るオリジナル割烹料理~

割烹料理のテイストで味わう家庭のお惣菜。そんな粋な晩餐を約束してくれるのが、東銀座『寛幸』だ。それも、店主の佐藤寛幸氏が、岐阜の名店『たか田八祥』、三田『晴山』出身と聞けば納得。コースには〝すっぽんとなめこの秋巻〞や八丁味噌ソースの〝飛騨牛ハンバーグ〞など一捻りした料理が並ぶ。

とはいえ、いずれもきちんと和食に落とし込んでいるのはさすが。秋の定番〝秋刀魚の塩焼き〞も、大根おろしの巧みなアレンジが新鮮な美味を堪能させてくれる。

「秋の食材を巻いたので秋巻」というこちらは、なめこの食感が楽しい一品。中華というより和の味わいなところが新鮮。

ご主人の佐藤寛幸氏。予約をすれば、ランチにも対応してくれるとのこと。

オープンは去年の10月。コースは¥10,000からで21時まで。22時からはアラカルトでの注文が可能になる。

※本記事に掲載されている価格は、原則として消費税抜きの表示であり、記事配信時点でのものです。

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