超一流を志す人必見!”エルメス家”に伝わるテーブルマナーが1冊の絵本で登場

世の女性たちの憧れのブランドのひとつ「HERMES(エルメス)」。その歴史ある世界的ブランド、エルメス4代目社長の息子の食卓に受け継がれる”テーブルマナー”ってどんなものか、気にならない?

「エルメス家の食卓から、すべての食いしん坊に捧ぐ」この書籍は、近い将来、上流社会で生きることが約束されている子どもに向けて書かれたものだが、大人もハッとさせられるエッセンスがてんこ盛り。フランスらしいウィットに富んだコメントとイラストで奥義が伝えられる。そんな一コマをチラ見してみよう!

上流社会におけるテーブルマナーは、礼儀作法を超越した哲学である!

グルメな皆さんが、お子様同伴の会食やホームパーティーの席上で、わが子のテーブルマナーの悪さに、いやな汗をかいた経験はなかろうか?
なぜなら食事中の不作法は、人格形成にも波及する問題”!

今まさに、子どもの食事時の礼儀作法のしつけに悪戦苦闘中の子育て世代はもちろん、近い将来体験するであろう予備軍にとって、この問題は避けては通れない、大きな壁だ!

そんな皆さんにとって、「およばれのテーブルマナー」は、名門エルメス家に継承されたエッセンスが余すことなくまとめられたバイブルになるだろう。

こちらは中面の一部で「マナー違反の例」。著者のフィリップ・デュマ氏(=エルメス4代目社長の息子)が減点数別に分類。/©Philippe Dumas

トレーニングのプロセスは超シンプル!

まずは、親子でマナー違反の行為をしっかり覚える。絵本作家として大活躍するフィリップ・デュマ氏が、わかりやすいイラストと文章でつづっているため、寝かしつけの絵本としても最適♪さらに、模範的な行為を頭に入れることもお忘れなく!

食事は人間にとって、悦び。だからこそ、食欲をそこねるようなことはNG!決して、食事中にマナー違反の行為を指摘してはならない。

そして実際の食事のシーンにおいて、子どもがマナー違反をしたらチェックをしておき、そのレベルに応じてマイナス切符を切る。

子どもをおしゃれなレストランに連れて行っても、安心できレベルになれば、これから先の充実したグルメライフは保証されたも同然だ!

反面、子どもは大人の悪いところもそのままコピーする。あなたの立ち居振る舞いは大丈夫?

中面イメージ。「マナー違反の例」マイナス2点のレベルより /©Philippe Dumas

こどもに読み聞かせる大人も、思わず背筋をピンとしてしまうような項目も?!

「マナー違反の例」/©Philippe Dumas

一流の人間になりたいなら、「ひと口ちょうだい♪」は封印。どうしてもやりたいときは、シェアしたいことをきちんと伝えよう。

中面イメージ「正しい食べ方の例」/©Philippe Dumas

Goodポイントを伸ばすための具体例も紹介

「模範的な振る舞いの見本」例や、特定の食べ物についての正しい扱い方なども、イラストをメインに構成し解りやすく説明してくれる。

単に、食べるための行為だけではなく、食卓を囲む際のコミュニケーションのコツも。これこそが、上流階級で生まれたテーブルマナーの真髄だ。

■書籍概要

書籍名:およばれのテーブルマナー ~ふたたび招待してもらいたい食いしん坊に捧ぐ~
絵文:フィリップ・デュマ
翻訳:久保木泰夫
定価:1,300円(税別)
体裁:B5変型判/上製/48頁
発行:2016/7/21(木)
発売:西村書店
URL:www.nishimurashoten.co.jpbook/archives/6836

フィリップ・デュマ(PHILIPPE DUMAS)

絵・文

1940 年、カンヌ生まれ。幼年期からパリで教育を受けるが、デッサンにおける描写力は画家バルチュスにも認められるほど。パリ国立美術学校(エコル・デ・ボザール)を卒業。

1976 年に童話作家として、子どものための最初の絵本「ローラの冒険シリーズ」を発表。
以後、著名な作家のリクエストにより、あるいは名著の挿絵画家として、数多くの作品を世に送り出している。

1987 年にはパリ市から、児童文学の分野で出版した一連の作品に対してグランプリを贈られる。

久保木 泰夫(くぼき やすお)

ポワチエ大学でラテン語・古典ギリシャ語・中世美術史と同時に音楽学セクションで古楽とヴィオラダガンバを専攻後、1976 年パリ第三大学音声学研究所卒業(仏語圏比較方言+パリ方言研究)。

エルメス銀座の建設からオープニングまで芸術顧問として常勤し、完成の2001年にメゾンエルメスと命名するなど運営上の多彩なコンセプトを提案する。

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