新・東京婚活事情 Vol.1

新・東京婚活事情:商社マンの憂鬱。婚期を逃した男の、危険すぎる癒しとは……?

年々、異性を見る目が厳しくなる。「引き算方式オトコ」


とはいえ、同年代の友人たちはほとんどが既婚なので、少し前までは後輩とよく遊んだり飲んだりしてたんですよ。お食事会や夏のイベントにもよく行ったし、BBQとか、あとホームパーティも。でも、若い奴らのノリについて行くのは、それなりの体力と気力がいるし、20代の女性たちと過ごすのも、何だか結局、すごく疲れるんです。

もちろん、時々仲良くなった女性はいますよ。でも、2人で食事なんかに行っても、異様に気を遣ってしまって全然安らげなかったり、食事のマナーや立ち振る舞いが気になったり、正直、マイナス面にばかり目が行ってしまうんです。

友人はそんな僕のことを「引き算方式オトコ」なんて言いますけど、いや、年齢が年齢なので、僕だって次に付き合う女性は結婚相手だと思ってますから。自然と女性を見る目が厳しくなるのは当然だと思いませんか?

会社のブランド力に食いつく女性も嫌だし、「ふぅん、商社マンね」なんて上から見下す港区女子はもっと嫌だ。僕は、優しくて、別に美人じゃなくてもそこそこ綺麗で、それなりのマナーを心得てる、ごく普通の女性でいいんですけど、普通の人って、なかなかいないんですよね。


結婚を意識しすぎて、「気持ち悪い」と言われた苦い過去


そうだ、嫌な事を思い出しました。

2年くらい前ですけど、久しぶりに、いいな、と思った子がいたんです。某大手損害保険会社に勤めていて、めちゃくちゃ可愛くて女らしくて、結婚には理想のタイプの女性でした。お食事会で出会って、僕、積極的にデートに誘ったりして、彼女の反応も悪くなくて、上手くいってると思ってたんすよ。

そしたら、幹事だった女友達に、「ねぇ、彼女、太一くんに好感はあるみたいだけど、結婚願望あり過ぎて気持ち悪いって言ってたよ。理想の結婚生活ばかり話すのは控えたら?」なんて言われたんです。ショックでしたね。僕は真剣にアプローチしてたつもりなのに。気持ち悪いって。もう、女性の口説き方も、最近は分からないです。

そんな経験もあって、何だか女性が少し恐いとも思います。いや、本当恐いですよ。最近はSNSでみんな繋がってるし、facebookで共通の知り合いに外銀の男がいたりすると、あぁ、遊んでるのかな、なんて思いますし。変なところで繋がってる女性も嫌じゃないですか、本当。

だからやっぱり、20代の頃と違って、男も欲にただ流されるでもなく、あれこれと深いこといろいろ考えちゃって、やっぱり、疲れちゃうんですよね。

そんな時間があるんだったら、家で一人でゆっくり日頃の疲れを癒して、何か為になる本を読んだ方がいいなぁ、なんて、最近は思うんです。何か、全体的に人生に疲れちゃってるんです、たぶん。

人と会うのも疲れるんですけど、一人で居過ぎても、やっぱり疲れるんですね。

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