クォーターラバー Vol.6

クォーターラバー:数回だけでは判断不能。隠れジェラ男&束縛男の兆候はいつ現れる!?

「3」という数字によって、恋人や夫婦は関係性が動くと言われている。

美人は3日で飽きる、3年目の倦怠期などの言葉が表すように、3には男女の心境を大きく変化させる意味があるのだ。またそれは3ヶ月である“四半期(クォーター)”にも当てはまり、この時期にはなにかが起こり始める。

今回の主人公、祥子30歳・独身は、地元の福岡から東京に出てきて早8年。中堅広告会社で働きながら東京生活を日々生きている。

ここ最近の彼女は、いつもクォーターで恋を終わらせてしまい、少々アクティブな一面を持っているようだ。そんな出会いの数だけ別れがある東京で、クォーターラブを繰り返しながら、運命の人を探す祥子の恋愛を追いかけていく。

これまでにセンスがなくて好きになりきれなかった太一、義母が強烈過ぎた御曹司の貴幸、3ヶ月で突然連絡が取れなくなったジョナサン、温泉旅行でダメだと気がついた陽一、アプリで出会ったがただの浮気相手にされた浩二とのクォーターラブを経験してきた。


最初は甘い一言から


「祥子ってさ、綺麗だから街行く人がみんな祥子のこと見てるよね。」

久々に来た日曜日の銀座の歩行者天国を歩きながら、数回デートをして仲良くなった亮太が突然そんな嬉しいことを言ってくれた。

「え、そうかな?ただ単に白いワンピース着てるからだけじゃない?」

恥ずかしさと照......


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