とっておき美女 Vol.1

YouTubeで65万回再生!セクシー美女シンガーが歌う関西弁カバーが面白すぎる!

人懐っこいとゆうか素直すぎるというか……、次々と出てくるダメ男のエピソードを聞いているうちに、すっかり彼女の持つ独特な世界に飲み込まれてしまった。

「上京してからも、付き合うひとはなぜか全員関西の人。みんな最初は優しいんですけど、付き合うにつれて冷たくなっていく。彼に仕事の悩みごとを相談しているのにずっと無視されたり、風邪をひいて熱があるのに突然『帰れ!』って言われたり……、ヒドくないですか!? 最近その恋愛経験をもとに『え~、始めと全然違う♪』って歌詞で一曲作り上げたところです(笑)。どこかに優しくて誠実な人っていないもんですかね」

彼女はこのほかにも、ぜったい書けないようなヤバい男のエピソードをいくつも話してくれた。それでもこの広い東京のどこかに、彼女とぴったり波長が合う男がきっといるはず。そう思わずそう願わずにはいられなかった。

「上京して、ホント素敵なひとには、いまのところ巡り会えてないですね。たくさんショックなことがありすぎて、かなり臆病になっているんですよ。ちょっといい感じの人が『好きだよ』とか言ってきたら、『この人、ホントにホントにホントに大丈夫?』って疑ってしまう」

なるほど、なかなかの重症である。まあそういった恋愛のトラウマがあるからこそ、いい曲が書けるのだとすれば、それはそれでアリなのか。

次々に出てくる奇想天外な過去の話から、『バラエティータレントとして自分を売っていった方がいいのでは?』と本気で説得したくもなった。

もっともっとたくさんの人に自分の音楽を知ってもらいたい!

そんな彼女の、ミュージシャンとしての今後の展望についても聞いてみた。

「夢はやっぱり武道館ですね。とにかく多くの人に自分のことを知ってもらいたいんです。自分が今生きている東京、生まれ育った大阪だけじゃなくってもっともっと広い世界のたくさんの人たちに!」

現在、彼女はYouTubeで洋楽ヒット曲を関西弁でコピーして歌い上げた動画を配信している。それがいま話題になっているそうだ。

「もとの歌詞のニュアンスを崩さないようにすべて関西弁に訳しています。自宅でレコーディングしているんですよ。ちゃんと歌詞のテロップも入れて(笑)。上田敦美って検索すると『洋楽を関西弁で歌ってみた』シリーズがヒットするので、ぜひ聴いてみてください。最近、ジャクソン5の『I Want You Back』のカバーが65万回再生を突破したんです!」

取材現場で勧められるがままにYouTubeを開き、再生した。

なんだこれは!?

オリジナルPVを再現した映像(?)は、限りなくギャグ路線(幼少期のマイケル・ジャクソンを意識したアフロ風のズラを装着して踊っている)であるのに、彼女の伸びやかな歌声は鳥肌が立つくらいの完成度。

力強い歌唱力に加え、英語の歌詞に挟まってくる可愛らしい関西弁。とにかく映像と歌のギャップがすごい。65万回の再生数を獲得できるパフォーマンスに納得する。

最後に、この流暢な英語は一体どうやって習得したのだろう?

「それが、じつは英語がまったく喋れませーん!(笑)」

オイッ!と、どつきたくなった。

この逸材すぎる美人シンガーソングライターの今後の活躍に期待したい。







Special thanks: Sachiko Uchida

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