2016.03.29
2020年の東京オリンピックに向けて高揚感の高まる東京。だがしかし、東京と切っても切り離せないのは震災のリスク。
本日は、東京都都市整備局が発表している『地震に関する地域危険度測定調査』に基づき、建物倒壊・火災危険度・災害時活動困難度を考慮した総合危険度が5段階中4、5にあたる「危険度の高い地域(全体の7.2%)」を紹介する。
備えあれば憂いなし。
事前に知ることによって、有事の際の緊急行動に役立てていただきたい。
①目黒区の危険度4以上の区域は?
◆祐天寺1丁目付近
目黒高校の隣に位置する祐天寺一丁目。北部の世田谷公園一帯、東部の中目黒公園一帯が避難所である。
◆目黒本町5丁目、原町1丁目付近
目黒区南東に位置する本町、原町。林試の森公園が避難所になるが、近くの戸越、中延付近も危険地域とされており、避難には十分な注意が必要だ。
②中央区の危険度4以上の区域は?
◆月島3丁目付近
中央区で唯一総合危険度が4以上とされたのは、月島3丁目付近。
まさにもんじゃ街のあたりであり、民家と飲食店の密集度から判断された模様。辺りを河で囲まれた地形にあるため、佃大橋、勝鬨橋へのルートが重要である。
③千代田区の危険度4以上の区域は?
該当無し。やはり皇居のある区だけに、整備は進んでいる模様だ。
④渋谷区の危険度4以上の区域は?
◆本町2丁目、5丁目、6丁目、幡ヶ谷3丁目付近
渋谷区最北端の住宅街。避難場所である新宿中央公園は東に1キロに位置しているのは安心である。
⑤港区の危険度4以上の区域は?
◆白金5丁目付近
港区西南の北里大研究所病院近くのエリア。すぐ近くの聖心女子学院一帯、恵比寿ガーデンプレイス付近も避難所である。
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