タワマンラバー Vol.1

こんなにラグジュアリーで家賃25万円以下! 赤坂に住まう、コスパ重視のタワマンラバー


服は、セレクトショップで目に付いたものを、さっと買う。現在、使っている家具はここに入居した時に、インテリア・コーディネートの業者に予算と好みを伝えて揃えてもらった。

こだわらない部分には、とことん合理的な村上さん。

コスパだけでない人生もあると気づいた30代半ば


村上さんにとって、理想の住まいとはどのようなものなのだろうか?

「一戸建てに住む考えは、今は無いですね。メンテナンスのコストとか手間とかやはり心配な気がして。『住』に求めるのは快適さと利便性で、自分のワークスタイルやプライベートの生活スタイルとの相性が良い家、というのが理想です。ちょっといいかなと思うのは、やっぱりタワマンで、中目黒のアトラスタワー。街の中に住むっていうのがいいですね。もちろんいまの赤坂もコスパがいいというのもあるんですが、周りに何も無くて陸の孤島っぽいというか(笑)」

陸の孤島というと聞こえが悪いが、良く言えばとても静かで治安が良い環境にあるこのマンションは、やはり上品な年配のご夫妻、海外からの駐在員など、静かな環境を好む人々に人気があるそうだ。

この静かなマンションの中で、村上さんが楽しむもう一つの趣味は半身浴しながらの読書。毎日30分から1時間かけて、ゆっくり本や雑誌を読みながら半身浴をする。

「大の風呂好きということもあって、人生で一番読書した時間が長い空間は、風呂場なんじゃないかと思います(笑)。それくらい、入浴と読書が生活習慣としてセットになっていますね」

雑誌も最近はドコモの『Dマガジン』を利用してスマホで読むようになり、月400円で読み放題。多い月には2万円分も雑誌を買っていた頃と比べるとだいぶコスパを高めている。

そんなコスパに厳しい彼が結婚しないのは、ひょっとしてコスパが悪い、というのが理由なのだろうか?

「ぶっちゃけ、今まで結婚してこなかったのには、そういう感覚もあったのかもしれませんね。仕事にも打ち込みたいし、プライベートも自分の時間を自由に楽しみたいし、っていう。でもここ最近は、例えば会社にも社員のみんながいて、会社の経営に関わるということはその人たち全員の人生にも影響を与えるわけで、自分だけの人生ではないよなと。まあ経営に関わってなくても、部下がいる人であれば皆一緒ですよね。30代半ばを超えて、自分だけじゃない誰かを大事にすることの大切さっていうか、そういうことを自然に思えるようになってきた気がします」

またいつの日か、そんな彼の結婚観についても聞いてみたいと思った。村上さんは赤坂のタワマンにいつまで住まわれるのだろうか?次の引っ越し先も、東京カレンダーWEBで是非紹介したい。


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