味も空間も別格!デートにも使える「女子ラーメン」のこだわり麺6選

「女子ラーメン」の魅力は、麺マニアも納得の味と、女子が認める居心地のよさ。だから、女性ひとりでも楽しめるし、デートにも使える!

ここ最近、一気に増えてきた「女子ラーメン」は、どの店もほかにはない味で根強い人気を誇る。なかでも麺マニアが「ここは旨い!」と評判の名店を紹介しよう。

※こちらの店舗は現在閉店しております。

鶏ベースのスープに、滑らかな麺。ふっくらしたメンマ、しっかりと味を染み込ませた煮玉子。ひとつひとつがていねいに作られたラーメンは、油っこさを感じない、上品な味わいが魅力。「醤油煮たまごらぁ麺」(¥1,026)

わざわざ行く価値がある。贅沢な空間で味わう上品なラーメン『播磨坂 もりずみ』

茗荷谷

茗荷谷の駅から小石川植物園の方角へ向かうと、播磨坂の美しい桜並木が出迎えてくれる。その並木道を抜けた先に見える、深緑色の壁が「播磨坂 もりずみ」の目印だ。

初めて訪れた人なら、きっと「ホントにここ、『ラーメン屋』なの?」と確かめずにはいられなくなる。真鍮のプレートが埋め込まれたシックな外観。さりげなく植物の模様があしらわれた黒いテーブル。淡いパープルの布張りチェア。まるで品のいいフレンチレストランにやってきたとしか思えない空間なのだ。

そんな贅沢な空間で味わうのは、これまた意外にも、シンプルでオーソドックスなラーメン。

運ばれてきた瞬間、鰹節の豊かな香りがふわりと広がる「薫風鰹本枯れ節塩らぁ麺」(¥1,080)。自慢の鶏スープに、一度再結晶させてうま味を閉じ込めた塩を合わせ、薩摩山川産の本枯れ節と塩麹をトッピング

「ラーメンって、アレンジしようと思えば無限に可能性のあるメニューですけれど、自分自身が『ラーメン食べたいな』っていう気分のとき、まず思い浮かべるのは、昔ながらの鶏スープに醤油味のラーメンだったりする。結局、シンプルなのが一番だと思ったんです」と語るのは、フレンチ出身のシェフ・森住康二さん。

「シンプルな味はごまかしがきかない。だからこそ、ひとつひとつの素材にこだわっています」スープ用の鶏や麺に使う国産小麦、味の決め手となる醤油や塩。ときには森住さん自ら産地や工場を訪ね、納得できる素材を厳選した。

ていねいに作られたラーメンは、毎日食べても飽きないようなやさしい、けれどしっかりとした満足感を得られるような味わいだ。

左.箸がテーブルの引き出しに入っているのもスタイリッシュ 右.スープを飲み干すと、丼の底に描かれた女の子が微笑みかけてくる。小さなことだが、こういう「かわいらしい仕掛け」が、女性のハートをくすぐるのかもしれない

フレンチレストランや高級ブーランジェリーを思わせる店舗

厨房の様子は通りからもうかがえる。ぴかぴかに磨かれたステンレス、真っ白なコックスーツ。「美味しいものは清潔な場所からしか生まれない」という森住さんの想いがそのまま表れたキッチンだ

内観

ゆずの爽やかな香りが漂ってくる「塩グリーン麺ゆずみつば」(¥950)チャーシューは豚と鶏、2種類。テーブルに置いてある自家製の香味油を加えると、ひと味違った風味が楽しめる

今話題のユーグレナを練り込んだ麺が特徴『麺屋 六感堂』

池袋

アメリカンダイナー風の店内は、この店のシンボルカラー、グリーンが基調。

というのも、この店は59種類もの豊富な栄養素をもつ藻の一種、ユーグレナ(ミドリムシ)を練り込んだ「グリーン麺」で有名。ユーグレナそのものの味やにおいはほとんど感じないので、普通の麺とほぼ変わらない味わいのまま、健康成分が摂取できる。

魚介のみから取ったスープに、ゆずと三つ葉の風味を効かせた塩味のラーメンはさっぱりとした味で、女性客が多いのもうなずける。和えそばタイプも人気だ。

左.ユーグレナを練り込んだオリジナルの「グリーン麺」は、きれいなヒスイ色。右.店の一角にある小さな部屋が製麺所。使用する麺はここで毎日手作りしている。「グリーン麺」のほか、ユーグレナが入っていない「ホワイト麺」もあるが、どちらも北海道産小麦をベースにしたストレートの中細麺だ

内観

やわらかな豚肉がたっぷりとのった「国産銘柄豚のしゃぶしゃぶめん」

豪華な食材を贅沢に使ったバラエティに富む麺料理が『中華そば すずらん』

恵比寿

ラーメンというより麺料理と呼ぶのがふさわしい、具だくさんで贅沢なメニューが並ぶ店。

国産のタラバガニを使った汁そばや、豚肉をミンチにするところから作るというワンタン麺など、美味しい食材をたっぷり使い、手間を惜しまず一から手作りしたスローフードと呼びたくなる麺料理は、麺もスープもひとつひとつ個性豊かでバリエーションが豊富。寒い時期は土鍋で出てくる煮込みそばなども人気だ。

一枚板を使ったカウンターや網代天井など、和のテイストを取り入れた店の造りも本物志向だ。

手の平ほどもあるハマグリの大きさに驚く「九十九里産地はまぐりの汁そば」。卵の入ったとろみのあるスープはやさしい味

配合も加水率もすべて異なる麺を細かく使い分けられるのは、製麺所も経営しているからこそできる技だ

内観

この記事へのコメント

Pencilコメントする

コメントはまだありません。

おすすめ記事

もどる
すすむ

東京カレンダーショッピング

もどる
すすむ

ロングヒット記事

もどる
すすむ
Appstore logo Googleplay logo