こんなの初めて!と食通も絶対に喜ぶジャンルを超越した人気店4選

※こちらの店舗は現在閉店しております。

「木の実をまとった牛フィレ肉 朝天辣椒の香り」¥1,600。丸ごとの唐辛子は食べる用ではなく香りづけと彩りのためのもの。中央にある砕いたカシューナッツを纏わせた牛肉は、バターの香りとナッツの香ばしさ、カリカリとした食感のハーモニーが楽しい。ソムリエおすすめのワインはマコン・ヴィラージュ

フレンチのシェフによる中華!?
35年目のエヴォリューションとは『DAINI'S table』

中華の概念を覆した名店が再び放つ挑戦

1981年オープン。大皿から取り分けるような伝統的な中華のスタイルを一新し、フレンチレストランのようにひとりひと皿ずつ美しく盛りつけた料理を供する“ヌーベル・キュイジーヌ・シノワーズ”の先駆けとして、また、オーナー・岡田大貳氏の美意識に満ちた空間としてつとに知られる店である。

そんな長寿店が、今年変貌を遂げた。それまでは、料理の提供の仕方こそフレンチ的ながら料理はあくまで伝統的な中華を貫いていたのが、フランス料理を追求し続けてきた梶間稔氏を新たにシェフに迎え、コンセプトをリブランド。

中華料理の定番、海老チリ?と思いきや、こちら“辛くない”という但し書きがつく。なぜなら、オマールのジュを使ったソース・アメリケーヌがベース。フレンチの発想がプラスされた中華、の好例だ。¥1,500。ミネラル感のあるサンセールと共に

“フレンチの料理人が分解・再構築した中華料理”を提案しているのだ。ひと皿の中に、フレンチのロジックと中華料理の持ち味とが共存する料理は、長年この店を愛してきたゲストと、リブランドをきっかけに存在を知った新たなゲストとの間で評判。

ジャンルを超越した美的な料理は、体験すべき美味である。

岡田大貳 (右)梶間 稔 (左) 岡田氏は、’70年代に絶大な人気を集めた会員制ディスコ『キャステル』を手がけるなど、東京のナイトシーンのレジェンド。シェフの梶間氏は岡田氏が’83年に開いた『ブラッスリーD』などでタッグを組み、岡田氏の信頼は厚い

※本記事に掲載されている価格は、原則として消費税抜きの表示であり、記事配信時点でのものです。

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