これぞマリア―ジュの極み！巷で流行の鍋＆シャンパンの究極形はこれだ！(2/3)[東京カレンダー

※こちらの店舗は、現在閉店しております。

「石鍋」（コースより）一度味わえば、その美味しさが記憶に焼きつく名物の石鍋のほか、コースにはアミューズや一品料理も含まれる

胡麻油の香りに食欲スイッチオン！
『熟成肉石鍋のぐち』

「香りも味わいのうち」とはよく言ったもので、この鍋から放たれる芳香には、つい胃袋が反応してしまうのである。都内でも数少ない“石鍋”が食べられる店として人気を集める『石鍋のぐち』。

2014年10月にオープンしたこの店の“柱”となるのは、石鍋と旨みを凝縮させた熟成肉。大崎の本店では扱わない熟成肉にも心惹かれるが、これからの季節はやっぱり鍋。

角閃石と呼ばれる鍋に胡麻油を入れ、豚肉や牛肉を加えて８割ほど火が入ったところでいったん肉を引き上げる。そこに鶏ガラのスープを足し、野菜や魚介、肉を入れ卵ダレと自家製ポン酢で食すのだが、胡麻油の香りを纏った具材の旨さといったら、脳が痺れるほど。

「クリュッググランド・キュヴェブリュット」。クリュッグの思想を表現するグランド・キュヴェ。6 年以上熟成させ、まろやかで余韻の長い口当たりに。複雑で芳醇な味わいを楽しみたい

スモーク香を感じるシャンパンと合わせれば天に昇るような至福体験ができる。

心身が温まる和系の鍋に対して、こちらは食べると元気が湧いてくる鍋といったところか。脳にすりこまれた香りと味の記憶は、そうそう薄れることはない。

「イベリコ豚の生ハム、チョリソー、サルシッチャの盛り合わせ」。肉メニューに合うワインはボトルで￥4,000から用意。料理もワインもコストパフォーマンス抜群！

「熟成肉2種盛り」。部位は、サーロインとクロット（ウデ）。28日以上熟成させた肉は旨みが濃厚。とことんその味わいを楽しむなら、熟成肉コースもおすすめ。肉の王様、シャトーブリアンも提供

焼く鳥鍋（コースの一例。写真は2人前。鍋は人数分よりオーダー可能。個室のみの提供）鶏ガラを8 時間煮込んだ白湯スープに具材を加えて。カップルなら焼き鳥串の「あ〜ん」もアリ！？プラス500円で締めにおじやをオーダーするのもおすすめ

焼き鳥串の食べさせ合い♥で距離詰め！『中目黒いぐち N°10』

今年9月、串揚げと天ぷらがメインの4号店目『中目黒いぐち上ル』を恵比寿にオープンしたことでも話題の『中目黒いぐち』。中目黒はピンチョススタイルの焼鳥、２号店の恵比寿ではスポイトに入った調味料で味の変化を楽しませる焼肉など、ユニークなメニューが評判だ。

こちらはその3号店目にあたり、黒を基調とした空間はしっとりと艶っぽく“デートで肉”なシチュエーションにぴたりとハマる。

冬の看板メニューは、炭火で焼いた鶏と旬の野菜、コラーゲンたっぷりの白湯スープに心までほっこり温まる焼く鳥鍋だ。重箱に盛りつけられた具材の美しさや長い竹串にささったひと口サイズの鶏もも肉は、女子のハートをときめかせるに十分な演出。