ラッキーにも出張で京都に行ったら絶対お薦めの店はココだ!

東京から各地へ出張する読者の皆様に向けて、ガイドには載っていないお店を紹介してきた『出張カレンダー』の最終回。
これまでに名古屋仙台大阪博多札幌とお送りしてきたが、本日の最終回は、京都。

日本一の観光都市、京都。地元の人が愛する名店にも、多くのツーリストを迎えてきた上質なホスピタリティがあり、その気遣いは出張族にも心地良い。

■食いしん坊編~郷土の味を食べつくしたい人はこちら~

的確に仕事をこなす料理人の姿も心地良い

旬素材の滋味を引き出す、京割烹の真価を肩肘張らずに『割烹 やました』

江戸時代、物流用の運河として開削された高瀬川。最北の起点となる一之舟入近くに、このカウンター割烹はある。開店は昭和58年。街中の喧噪から少し離れた界隈はかつての京都の風情を感じるに十分。そんな立地で、季節の滋味を堪能することができるのだ。

「今年は暑い日が長く続きましたから、まだ鱧が出てますが、これからはフグとすっぽん、クエの季節」と主人は言う。素材を活かす、上品で繊細な味わいは京都ならでは。おまかせコースも用意するが「好きなもんを言うて下さればご用意します」との言葉も嬉しく、1人で通う出張族の常連がいるという事実にも合点がいく。

「てっさ」

2012年、町家の店舗に移転した

京都イタリアンの底力を痛感する、骨太だが、エレガントな味わい『オステリア コチネッラ』

名店も多い京都イタリアンだが、こんな店はほかにない。メニューを開けば、前菜やメイン、自家製パスタと並び、ショートパスタが一項目として立っている。「お酒のアテにしやすいから」。

ラグーソースが多くを占めるのは「食べてホッとする」からで、イタリアワイン約300種のほか、常温熟成の日本酒も少数精鋭ながら揃えている。それにしても、このラグーの旨さと言ったら。肉や野菜の旨みが凝縮した深さがあり、それでいてしつこさとは無縁。優雅にすら感じるのだ。

「地元の農家から届く京野菜もそろそろです」。豊穣の季節が早くも楽しみだ。

「唐辛子を練り込んだ"ガルガネッリ"」

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