2017.10.16
■■■最終駅は、東京の玄関口「東京」で〆!■■■>
創業当時から続く、これぞ唐揚の完成形『京橋 都鳥』
京橋
創業は昭和26年。戦前より料亭で腕を磨いた初代は調理師法制定に尽力し叙勲を受けた人物。昭和43年の宮内省新宮殿落成式で調理番を務めた2代目を経て今は4代目の鳥料理専門店だ。
鮮度抜群の国産若鶏にこだわり続けて半世紀以上。創業当時より継ぎ足すタレが格別の焼鳥や注文を受けてから作る玉子焼も美味で、夜はこれらをアテに一杯というビジネスマンも多数。ランチは5種の焼鳥が食べられる「五本ライス」のほか、各種お重も人気だが、店一番の名物が「唐揚げライス」。若鶏本来の良さを活かすべくシンプルに調味、秘伝の衣と揚げ油でパリッと香ばしく仕上げる。
絶妙の塩加減と適度な噛み応え、溢れる肉汁。完成された旨さに、一朝一夕ではなし得ない伝統を痛感する。
毎日きちんと手間をかけるから20食限定『グリル・シャトー』
東京
路地裏と呼ぶにふさわしい、ビルの谷間で50年以上。多くの勤め人に愛される欧風料理店だ。創業時から手を加えていない店内はレトロだが当時としてはかなりモダン。1ドル360円時代に買い付けたヨーロッパ製シャンデリアが今も現役で灯り、城内さながらの落ち着いた風情を醸している。
夜はブイヤベースなど、ワインと楽しむ南仏料理が主体。ランチはハンバーグに代表される洋食が人気だが、なかでも鍋につきっきりで作るベシャメルソースの手間から1日に約20皿が限界というメニューが「カニクリームコロッケ」だ。サクッと軽い衣の中から甘く濃厚なクリームがとろけ出し、まろやかな酸味の自家製タルタルとこの上ないハーモニーを奏でる。
ピーク時には行列もできる、奥深い辛さ『レストラン サングリア』
二重橋前
辛いが、後を引く。丸の内にランチカレーは少なからずあるが、ここのカレー、ほかでは決して出逢えない味と断言してしまおう。
30年ほど前に、南欧料理の店としてオープンしたが、経営母体はマンゴーやパパイヤなど、トロピカルフルーツの輸入を主に手掛ける企業。取引のあるタイの料理も提供すべく、ならばカレーをと試行錯誤。その結果、20種以上のスパイスを独自にブレンドし、日本人の嗜好に合わせてココナッツミルクの割合を調整。タイ産唐辛子の「ピキヌ」を利かせて、深みある辛さを追求したこの店オリジナルのタイカレーが誕生した。ご飯は香り高く、軽い食感がさらさらカレーによく合う最高級タイ米、ジャスミンライスだ。
以来、20年以上もランチで人気のタイカレーだが、夜は変わらず南欧料理を提供。自社輸入の生ハムを始めとする様々な洋食メニューに、常連は価格帯の中心が3,000円というワインを合わせて楽しんでいる。そして、締めに頼むのがやはりカレー。「ここはカレーも旨いんだ」。そう言って新入社員に微笑む先輩。確かに、この辛さには「昼も夜も」と思わせるだけの魔力が潜んでいる。
※本記事に掲載されている価格は、原則として消費税抜きの表示であり、記事配信時点でのものです。
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