2016.09.30
※この店舗は、店名を変更しています。詳しくは、下記店舗情報よりご確認ください。
この記事は、変更前の情報です。
ゲストとの友好関係がさらに深まる進化系焼き鳥屋『ガルス』
焼き鳥屋での接待と侮るなかれ。こちらは、予約の取れないあの人気店『鳥しき』の姉妹店として、2013年6月にオープンした店である。すべての肉に伊達鶏を使用する本家同様のクオリティもさることながら、特筆すべきはコース料理へのこだわり。
前菜の盛り合わせ、串もの、スープ、〆のカレーなど、従来の焼き鳥屋では考えられない幅広い構成で提供されるのだ。
なかでも、前菜の盛り合わせは秀逸で、ハツのソテー、セセリのオイスター炒め、胸肉のマリネなど、和洋中の鶏料理が一皿で堪能できる。鶏の持つ可能性の追求し、さらなる鶏の魅力をお客様に伝えたいという、店主のこだわりが料理にそのまま反映されている。
この店で大切な仕事相手をもてなすなら、カウンターの角席がいい。対面でも、隣り合わせでもない、絶妙な位置関係だからこそ、相手の懐にジワジワとにじり寄ることができる。もちろん、その過程を円滑にするのは、名店の味を受け継いだ奥深き鶏料理。酒が宴に加わると、成功までの道は約束されたも同然である。
積み重ねた歴史の風雅と安定感抜群の接客!『雑司ケ谷 寛』
黄昏が訪れる頃、不忍通りの裏通りに穏やかな灯が点る。大正から昭和にかけて、多くの文士が居を構えた雑司ヶ谷。そんな時代、山窩小説家として活躍した三角寛が執筆に励んだ邸宅を、平成元年、一人娘が女将として料亭に。現在は、女将塾が経営をしている。
築90年ほどになる建物は、ほとんど手は加えておらず、真紅、濃い鶯色、茶褐色……etc.三角寛が自ら色を調合し塗装を施した各部屋の壁は、目を引く彩り。
全6室が、まったく異なる個性を放つため、訪れるたびに新たな雰囲気を味わえる。都心にありながら、この風情。意外に知られていない一軒ではないだろうか。
言うまでもないが、接待で重要なのは洗練された接客。その質が双方の安心感に繋がる。
お出迎えとお見送りはもちろんのこと、料理や酒も、いつの間に?というほど自然なタイミングで供される。
流行りのレストランはどうも苦手、という年配の相手にもうってつけだ。
古き良きしきたりは、今の時代だからこそ新鮮な光景なのかもしれない。「いい店を紹介してくれてありがとう」、そう連呼されるはず。
肉好きゲストも大満足!料亭の割烹感覚でいただくA5等級の焼肉コース『翔山亭』
ゲストが肉好きを公言しているなら、そこを攻めない手はない。ただ、商談や接待となれば、やはり店の雰囲気にも気を使いたいところだ。
この条件を満たすのが“料亭での焼肉”を謳う『翔山亭』である。ここは、喧騒や立ち上る煙とは無縁の焼肉屋。一歩足を踏み入れると、凛とした大人に似合う和の空間が広がる。5つの個室があり、さらにそれらの仕切りを取り払って大広間にすることも可能なのだ。
その中でいただく焼肉は、格別の味わい。もちろん雰囲気のせいだけではない。
ここではA5等級の黒毛和牛を一頭買いしているため、最高品質の肉だけが贅沢に提供されるのだ。サーロインやミスジなど、様々な希少部位を新鮮な状態でいただけば、いかなる肉マニアからも笑顔がこぼれる。また、ゲストの満足度をさらに高めたいなら、コースメニューはいかがだろう。
“肉割烹”を楽しめるコースは、鮮度が重要な肉刺しや牛炙り握りなど、多彩な料理が登場し舌を喜ばせる。
カジュアルなイメージの焼肉が、より特別な食事へと昇華する店である。
苦しさを忘れ気軽に美食を楽しめば自然に距離も急接近!『Anis』
高級レストランの個室で直球勝負もいいが、たまにはカジュアルな店という変化球を決め球に選んでみてはいかがだろうか。そんな用途にピッタリな『Anis』は、ガラス張りの明るい店内と、フレンチでは珍しいオープンキッチンが印象的。オーナーシェフの清水将氏は「食べてくださるお客様の顔を見たいし、調理の過程も見ていただきたい。コミュニケーションを大切にしたいんです」と、その設えの理由を語る。
そんな清水氏は、パリの三ッ星シェフにして“肉の魔術師”と呼ばれるアラン・パッサールに師事したのち、銀座の『ラール・エ・ラ・マニエール』で料理長を務めた実力者。
真骨頂は師匠仕込みの肉料理にある。シャラン鴨や岩中豚、国産黒毛和牛など、世界各地のブランド食材を用い、塊肉のまま低温でじっくりと火を通す。そうすることで旨味が閉じ込められ、肉本来の味が際立つのだ。
開放的な空間で気取らずに美食を楽しめば、接待相手も胸襟を開く。配球の妙が、勝負の行方を左右することもあるのだ。
※本記事に掲載されている価格は、原則として消費税抜きの表示であり、記事配信時点でのものです。
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