世田谷の新・ラーメン激戦区は経堂にあり!

ラーメン激戦区と言えば、池袋、高田馬場などが有名だが、小田急線沿いの下北沢からほど近い「経堂」に、世田谷のラーメン激戦区があることをご存じだろうか?

元々経堂は世田谷の中でも飲食店の集まる街ではあるが、10年前くらいから駅から半径徒歩5分圏内に15店以上のラーメン店が密集するようになった。日大、東京農大や高校も多くあり学生が多いことが理由の一因だろう。

その店舗がほぼ非チェーン系のオーナー型の店舗で、個性が強い店ばかりなのだ。その一端をご紹介しよう。

焼豚らあめん ¥950

元祖東京とんこつラーメンの行列店『らあめん英』

芸能人のファンも多い、行列必至の人気店がこちらの「らあめん英」。

1994年のオープン当時は、まだ東京では豚骨スープが一般的ではなかったが、全く臭みがなくコクと旨味のみが感じられる丁寧なスープで受け入れられた、「元祖東京とんこつラーメン」を謳う店である。昨今のとんこつ醤油ブームの先駆けと言えるだろう。

今や渋谷などにも「英」「渋英」などの支店を構えるが、こちらが本店。

らあめん ¥700

豚骨の厳選された部位をふんだんに使用し、丁寧な下処理を施してから特注の大釜で24時間かけて煮出したスープは、こっくりと白濁した品のある味。そのスープに極細でシャキッとした歯ごたえの自家製麺がよく絡む。チャーシューの火入れも見事で、柔らかな食感と豚肉の旨味が抜群に引き出されている。

この店でしか出会えない上品な豚骨ラーメンだ。


【店舗データ】
住所:東京都世田谷区経堂2-8-7
電話:03-5477-3707
営業時間:11:30〜24:00
定休日:無休

ワンタンめん ¥950

個性的派のつまみで呑めるラーメン店『はるばるてい』

まずはチャーシューで日本酒を一杯、という楽しみ方をするお客も多い、昼から呑めるラーメン店。1986年創業で、来年30周年を迎える老舗店だ。

店主は年に何度かは店を休み、1ヶ月単位で海外旅行に行く愛すべき自由人。それゆえ話題も豊富で、酒に合うつまみも旅からインスパイアされ新メニューが増えていく、超個性的な店である。

ラーメンは酒とつまみを存分に楽しんだ後、〆に頂くのにピッタリの東京らしい支那そばスープ。昆布、にぼし、スルメ、カツオ節、サバ節、干しいたけ、玉ねぎなどをふんだんに使用し、寸胴で1日かけてコトコトゆっくりと出汁を取る。

チャーシューや青ザーサイなどのつまみと厳選された日本酒は日替わりで。

この丁寧な仕事があるからこそ、第一線のまま店を長く成功させ続けてきたのだろうという歴史が感じられる味である。

浜田山「たんたん亭」の流れを汲む、ごろっとした具が特徴のワンタン麺がオススメ。そのワンタンを特製のカラシにつければ、またつまみとなり、「最後にもう1杯」となってしまうのもまた一興だ。

【店舗データ】
住所:東京都世田谷区経堂2-15-15
電話:03-3427-3242
営業時間:
12:00〜15:00/17:00〜20:30(売り切れ次第終了)
定休日:火、水

味玉塩らぁめん ¥850

目指すは体にいい無添加ラーメン『らぁめんや やしげる』

こちらは昨年オープンだが、遠方からのラーメンマニアも多数足を運ぶという、勢いのある人気店。立川の名店「ととホンテン」で腕を磨いた店主が営む。

こだわりは「きちんと素材の栄養が採れる体にいいラーメン」。科学調味料は無添加、出汁や具に使う食材にもこだわっている。

「塩らぁめん」は、そのスープの上質さが存分に味わえるひと品。無添加というと淡泊なのかと思う予想は全く裏切られ、パンチのある濃厚なうまみが感じられるクリアスープが、特注の縮れ平打ち麺に良く絡む。

スペシャル焦がし煮干しらぁめん ¥1050

こちらの名物「焦がし煮干しらぁめん」が、また白眉の美味しさ。

ベースのスープは塩と一緒だが、注文が入ってから一杯一杯煮干しをラードと一緒にフライパンで火が出るまであぶって香りを引き出し、スープと乳化させる。強烈な煮干しの香りながらも、苦みも雑味も全くない。焦がし煮干しらぁめんにはストレートな細麺を。

子供からお年寄りまで安心して食べられるラーメン。長く愛される名店になる予感がする店だ。

【店舗データ】
住所:東京都世田谷区宮坂3-12-3 ドム経堂 1F
電話:03-3425-8651
営業時間:
11:30~15:00/18:00~22:00 (L.O.21:30)
土日~21:00 (L.O.20:30)
定休日:月、火曜は不定休

味玉ラーメン ¥850

福岡の人気店の東京初出店!『博多一幸舎 世田谷経堂店』

博多では押しも押されぬ人気店が東京進出の第一歩に選んだのもこの街だった。

実は有名チェーン店の「せい家」も一号店は経堂本店。学生やファミリーもいるバランスのいい客層を持ち、都心から15分というアクセスのため嗅覚のあるマニアなら足を運んでくれる「経堂」で成功した店は、どの街でもうまく行くと言われているのだ。

「博多一幸舎」は泡立つほどの濃厚スープが特徴。ベースとなる材料は大量の九州産の頭骨や背骨、丸骨を丁寧に血抜きしたものを下茹でして使用する。独自の製法で豚骨本来の旨み、甘味を最大限に引き出し乳化することで丼の中で泡立つほどの「濃厚」「クリーミー」なスープになる。

博多一口餃子10ケ ¥400

味の決め手となる秘伝のタレは、福岡産地醤油3種と20種類以上の調味料、博多では珍しく魚介も5種類使用し、味に「奥行き」「コク」「旨み」を出している。それにより、濃厚だが脂を感じさせず最後まですっきりと飲める味となるのだ。

麺は自社製麺工場「製麺屋慶史」で製造した細平打ち麺。細く白い麺は小麦の香りのする延びにくい麺でスープとの絡みも良く最後まで美味しくいただける。

博多ならではの一口餃子もまた美味。カリカリっとしたおつまみ仕様の餃子がビールに良く合い、仕上げに濃厚とんこつをすすればグルメタウン博多に想いをはせてしまうことうけ合い。

【店舗データ】
住所:東京都世田谷区経堂2-3-8 但馬屋ビル1F
電話:03-3429-6540
営業時間:11:00~23:00(L.O.22:00)
定休日:無休

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