四川料理の開祖・陳ファミリーが勢ぞろい!ウマ辛遺伝子の逸品5選

建民氏の弟子 『龍の子』のオーナーシェフ・安川哲二氏

名門の味を受け継ぐ原宿の老舗四川『龍の子』"坦々麺"

陳建民氏のお弟子さん、安川哲二さんがオーナーシェフを務めるお店が『龍の子』。美味しいレストランを探すのに一苦労する原宿のどまんなかに位置する、大人の隠れ家的な名店だ。

安川氏が『四川飯店』の陳建民氏の元で研鑽を重ね、竹下通りと明治通りの交わる地の地下にこの店を開いたのが1977年。以来、本格四川料理の味が味わえると愛され続けている。

坦々麺(正宗四川辣味そば)

こちらの坦々麺の正式名称は「正宗四川辣味そば」。師である陳建民氏の教えを受け継いだ、特製の坦々麺とのこと。白胡麻の風味豊かでまろやかな濃厚スープに細麺が絡み合い、上にのっている青菜、挽肉、細かく刻まれたザーサイもいいアクセントとなり、クセになってしまう味わいだ。

卓上の酢を加えて自分好みにアレンジする向きもいるが、オススメはラー油ではなく山椒油。唐辛子ではなく山椒でとった緑色の隠し味を追加すれば、さらなる痺れを味わうことができる。

「味は一代。『四川飯店』の土台は守らねばならぬけれど、その先にあるのは料理人自身だよ」とは建民氏の言葉。弟子も、そのことは先刻承知。師匠の懐は果てしなく深く、道は続く。

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