急に食べたくなって死にそうになる都内絶品焼きそば6選!

僕らの胃袋を確実に口福に満たしてくれる、焼きそば。
しかし、貴方の知っているそれは化石のように進化していないものばかりなのは?
和洋中、進化を遂げた焼きそばの中から、絶対のおすすめを編集部がリコメンド。

白碗竹快樓、バイワンジューカイロウと読みます。絶対読めないやつ。タコとイカ・セロリの辛み焼きそば1400円!

『白碗竹筷樓 赤坂』イカとタコとセロリの焼きそば
編集部員 鮓谷裕美子選

雰囲気のある白い門と竹の回廊を通り抜けるとお店の入り口がある。

扉を開けると店内は調度品も含めノスタルジックな落ち着いた佇まいにほっとする。

このお店は赤坂の路地裏に存在している隠れ家的な本格中国料理のお店。都内有名店で腕を振るってきた料理長と中国人厨士が旬の食材を用いて腕をふるう味わいは格別で、名物の北京ダックにフカヒレ姿煮込み、大きな海老を用いた海老チリはもちろんだが、料理長が考案したオリジナリティ溢れるメニューも格別だ。

焼きそばといえば、海鮮・五目・あんかけが定番だが、それではつまらない。ということで、中華にしては意外な組み合わせだが、このお店のタコとイカ・セロリの辛味焼きそばは興味をそそられ注文。

期待が高まるエントランス

麺は太麺で、そこに絡み合うタコとイカによるコリコリの食感とセロリの風味が独特のスパイスで味つけられ絶妙な味わいを出している。くどさがなくあっさり、さっぱりとした味わいは胃にも優しく、食が進む。
このお店のソムリエおすすめの紹興酒やワインにもぴったりだ。

他には、豚肉とザーサイの焼きそば、牛肉と葱の焼きそば、ふかひれと海鮮あんかけ、イカ味噌焼きそば、茄子と黄ニラのあんかけ焼きそばと6種類用意されている。
中国のお店でゆったりと食事を楽しんでいる、そんな感覚に浸れるお店だ。

焼きそば(中)¥760に卵をトッピング!

『あぺたいと 馬喰町店』の焼きそば
副編集長 日紫喜康一郎選

実は私、焼きそばがあまり好きではない。全国の焼きそばフリークを敵に回すような発言をお許しいただきたいのだが、祭りで食す、油ギトギトな感じ、ちょっとヌルっとする感じが苦手なのである。

そんな私が出会った最愛の焼きそばが今回ご紹介する『あぺたいと』の一皿。見た目は他の焼きそばとさほど違いがない?やもしれないが、これが劇的に違う!食感がパリッとしている。本当の意味で焼いているそば、なのだ!

こちらのお店のポイントは「両面焼き」。鉄板の上に軽くゆでた麺を移し、お好み焼きのように麺を円形にし、そこに油をかけ、軽くきつね色になるまで両面を焼くというプロセスだ。焼くときには麺をかき混ぜることがない。この独自の手法によりパリッとした食感の焼きそばとなるのだ。

もやしは日光山渓の天然水で育った甘みの強い繊細なもの。これが名脇役となり、麺のパリッと感をサポートする。麺は最上級の国産小麦を使用した自家製麺。そしてさっぱりとしながらコクのあるソースの開発にはのべ10年をかけているという。焼きそばへの情熱はハンパない!

板橋の高島平で産声を上げた『あぺたいと』は、日本橋の馬喰町にも支店を持つ。これなら、忙しいビジネスマンでも平日に立ち寄ることができるだろう。

巨大な看板に、同店のプライドを感じざるを得ない

パエリア皿で極細のパスタを炊き込んだ「魚介のフィデウァ」¥2900〜がこちら。量もあるので、2−3人でシェアするとちょうどよし。

『サルイアモール』の魚介のフィデウァ
編集長 大槻篤選

一見パエリア。ですがこれはれっきとしたスパニッシュの焼きそば。その名も「フィデウァ」といい、バルセロナ地方では家庭料理としてもよく食べられるもの。

麺は極細のパスタを細切れにしたものを使用し、魚介とスープで一気に炊き込み&焼き上げる。

パエリアと違い、麺なので出来上がる時間も早く、もうちょっと食べたいたいときにナイスな一皿。

触感はムチムチとしていて、塩っ気のあるイカスミ味も良く合う。知られざるスパニッシュの焼きそば、代官山に行くときにはぜひ。

フィデウァに使用するパスタがこちら。極細で細かく刻んでいるのがお分かりになるだろうか。パエリア同様の作りで一気に炊き込んでから焼き上げるので、旨味が麺にしみ込む

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