今週は木曜日も休みだから早速飲んじゃおう!気軽にサクっとな立ち呑み居酒屋18選

安くて旨い肉料理を求め軒下にできる人だかり『肉の大山』上野

ステーキやハンバーグが味わえるレストランとして名を馳せる一方で、左党の間では軒下のキッチンブースの周りで一杯楽しめる立ち呑み酒場としても有名だ。

レストラン同様に、経営元が精肉の卸しをしているため、肉料理の味の良さは言うまでもない。名物のやみつきメンチや、やみつきコロッケにかぶりつき、生ビールでグビッと呑み下す瞬間は至福のひととき。ほかにも、牛すじ煮込みなど安くて旨い肉料理が揃う。

屋台さながらのカウンターで名物焼きとんを喰らう『西口やきとん』浅草橋

時代には、100mほどの行列ができたこともあったという。そんな浅草橋で一時代を築いた名酒場が移転を余儀なくされたのが2003年。場所が変わってからはかつての賑わいも落ち着いたが、それでも一般的な人気店と比べれば随分な繁盛ぶりだ。

名物は、炭火で焼き上げるもつ焼き。常に10種類ほどが揃い、中にはカシラとシシトウを刺した白獅子という変わり種もある。皿ナンコツや塩煮込みといった小皿料理も粒揃いだ。

日本酒を気軽に味わえるビル地下の隠れ家店『日本酒スタンド 酛』新宿

2010年オープン。日本酒専門店として酒場の良さを伝えている。常時約60種類、全国各地から選りすぐった地酒を揃えている。日本酒に詳しくなくとも、店にはきき酒師が常駐しているため、ただ身を任せれば丁寧に手ほどきしてくれる。ここでは、さまざまな味を少しずつ味わえるように、酒を1合ではなく小グラスから用意していることも左党にとってはうれしい。

肴は、燻製や和風牛すじシチュー、シメサバ、マリネなど、和洋折衷。日本酒との相性を徹底的に考慮し、ほとんど手作りで提供している。地下に潜む隠れ家から、美しい陶酔の旅を楽しんでみたい。

酒や焼き鳥まで自ら作るユニークなセルフスタイル『ニューカヤバ』茅場町

この店のスタイルは、ちょっと変わっている。カウンターに並んだ肴を選んでキャッシュオンデリバリーという店はよくあるが、ここでは、瓶ビール以外の酒はすべてセルフで作るシステム。日本酒が飲みたければ、壁沿いに並んだ酒販機へ。グラスをセットしてお金を投入すれば、決まった量の酒が注がれる。

焼酎酒販機でサワーやホッピーを作って呑み、焼き鳥まで自分で焼く。これ以上ないほど自分好みの酒と肴で酔えるのだ。

メニューは中華料理が中心 片手には名物のバクダンを『呑ん気』五反田

桜田通りから一本入った路地裏。店に入ると「いらっしゃい、おかえり~」とマスター家族が快く迎えてくれる。

ここに来たら、まずはローストポークとバクダンから始めよう。カウンターのホットショーケースでスポットを浴びるローストポークは、豆板醤のきいたタレで仕上げた逸品。柔らかく、ほんのりと辛みのきいた味わいに酒が進む。片手にはチューハイを生ビールで割ったバクダン。いかついネーミングとは異なり、さっぱりとした呑み口が爽快なのだ。

滋味溢れる手作りおでん 粒揃いの一品料理も『平澤かまぼこ』岸町

軒先からぷ~んと漂ってくる出汁のいい匂い。店を覗けば、コトコトと火にかけられたおでんが目に飛び込んでくる。ここは1962年創業の老舗かまぼこ店が営む立ち呑み酒場である。

おでんメニューはおよそ30種と豊富に揃う。練り物は築地での仕入れから製造、販売まで自社で行っているため、どれを頼んだってハズレなし。数は多くはないが、牛すじやまぐろの角煮といった一品料理も負けず劣らずの素晴らしい出来映えだ。

渋谷のビル地下に広がる呑んべえの巣窟『富士屋本店』渋谷

渋谷駅近く、桜丘町の一角。ビルの階段を下りていくと、酒呑みの秘密基地と呼ぶにふさわしい空間がそこにはある。厨房をぐるりと一周取り囲むカウンターは、総延長30m以上。そこが、夜毎集まってくる呑んべえでズラリと埋まってしまうのだからすごい。

肴は厨房で手作りした料理が100円~300円台中心で満喫できる。キャッシュオンデリバリーだから、つい呑み過ぎる心配もご無用。仕事帰りや待ち合わせ前のサク呑みにはうってつけの一軒である。

カウンターの奥に並ぶ焼酎の壁に思わず喉が鳴る『立ち飲み 竜馬』新橋

店に入るとまず、カウンターの後ろに整然と並ぶ焼酎の壁に目が釘付けとなる。その数、優に100種類を超えるというから、焼酎好きは胸を弾ませずにはいられない。銘柄はさまざまで、人気焼酎もあれば季節限定酒、プレミアム品も揃う豪華な布陣。ディスプレイなどではなく、当然すべてオーダー可能だ。

焼酎にはこだわるが、店内に気取った雰囲気は一切感じられない。ひとり1本の1日限定50本、ビッグ焼き鳥やまぐろの中落ち、焼きそばなど、価格もリーズナブルで立ち呑みを心得た設定となっている。

ノスタルジーに駆られる昭和が香る焼きとん酒場『焼鳥 かとりや』溝の口

再開発が目まぐるしく進んだ溝の口駅にあって、西口商店街だけは未だ昭和の香りを色濃く残している。その中ほどにあるのが昭和27年創業の老舗、『かとりや』だ。店は戦後の闇市の風情をとどめ、焼き台を囲むカウンターはいつ訪れても仕事帰りのサラリーマンでいっぱい。人だかりが2重、3重になって酒を楽しんでいる光景もここでは珍しくない。

人気の的はもちろん、焼きとんだ。1本100円程(立ち呑み)という価格もさることながら、備長炭で焼き上げる鮮度抜群のもつは格別のごちそう。日本酒とビールだけという潔よい酒の品揃えも、昔から変わらぬこの店のスタイルだ。

※本記事に掲載されている価格は、原則として消費税抜きの表示であり、記事配信時点でのものです。

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