新米の季節!炊きたて土鍋ご飯が美味しい和食店6選

鯛飯(写真は3合・6人前)

素朴で繊細な瀬戸の美味を銀座で
『瀬戸内料理 すみのえ』

新橋

多島美で知られる瀬戸内に、芸術と柑橘類の島・生口島はある。この島で半世紀以上もの間、旅人を癒してきた老舗『住之江旅館』。その4代目にあたる大谷やすふみ氏は「穏やかな気候と複雑に入り組んだ海底が育んだ地元の美味しい海の幸を、東京の方にも召し上がっていただきたくて」と、華やぐ銀座8丁目に店を構えた。

こちらで頂きたいのは、土鍋で炊いた鯛飯。鯛飯用に引いた、旨み成分たっぷりの白濁した出汁と研ぎや水切りにもこだわった米を、土鍋でひとつひとつの米が立ち上がるように炊き上げる。

その旨さは、お米の国に生まれてよかったと感謝したくなるほど。ぜひ味わってほしいひと品だ。

太刀魚の塩焼き。季節や仕入れ状況などによりメニューは異なる。写真は一例

食材の輸送にもこだわり、新鮮な状態で瀬戸内から空輸された魚介は、それぞれの身の味に応じて炊き方を変える。出汁と身の両方を美味しく、バランスよく炊くのは至難の業だが、大谷氏は飄々とそれをやってのける。希少なアコウ(キジハタ)の煮つけなど、食べた瞬間、相好を崩してしまうほどの旨さ。三杯酢でさらりといただく夏野菜とサザエの水貝もいい。

瀬戸内海の幸と広島の銘酒でいい気分になってしまう、幸せを約束できる店だ。サービスも気持ちよく、再訪を誓いたくなる一軒である。

※こちらの店舗は、現在閉店しております。

常時8種類から米を選べる「土鍋ご飯」
『代官山 米花』

代官山

代官山の『米花』は、ガラス貼りの近代的外な外観からは想像のつかないような、落ち着いた和の空間が広がる。カウンター、テーブル席の他に、座敷の個室も2部屋あり、ビジネスランチ・ディナーでも重宝したい。

写真は、常時8種類から米を選べる「土鍋ご飯」。その一つは、長崎県産の『にこまる』。甘みと香りがあり、バランスのよい人気米。

ここで食べて気に入って、自宅のお米も『にこまる』にした人もいるという。

ご飯が進む肉汁たっぷりのメンチカツは、ボリュームたっぷりの人気メニュー。メンチカツは昼と夜とで別物。昼のメンチは肉々しく、男性も大満足のボリュームだ。

※本記事に掲載されている価格は、原則として消費税抜きの表示であり、記事配信時点でのものです。

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