都心で食べたら倍はする!コスパ最強、雰囲気最高!な下町焼肉6選

都心に住んでいるとめったに行く機会がない錦糸町、そして北千住。ただそのエリアには、古き良き焼肉店の趣を残した名店が数多く存在する。そこで、焼肉通の間で噂の、わざわざでも行くべき絶品&コスパ高な焼肉店を3軒、厳選してご紹介しよう!

カイノミ。店主いわく「30、40代のためのカルビ」。とろけるというより口中で“ほぐれる”感覚を楽しんで

※メニューは一例

店主の男気を感じる焼肉店でパワーを享受!『慶-K-』

錦糸町

安さ自慢のチェーン店からアットホームな雰囲気の個人店まで、界隈には多くの焼肉店がひしめく。その中でも頭抜けた存在と評判なのが『慶』だ。

上質な部位を厚切りで提供する“マルトク!!!シリーズ”や、A5ランクの黒毛和牛のみを厳選した“マルゲン!!!シリーズ”など、メニューを眺めるだけでも、その気合を十分に感じることができる。

冷やし塩ラーメン。サイドメニューや〆にもオリジナリティが光る。ボリュームたっぷりの特製慶ナムルもぜひオーダーを!

肉好きのツボを得たラインアップに思わず目移りするが、薄切りの赤身肉を特製玉子ダレで味わう慶の裏ロースや採算度外視のマルトク!!!サーロインは必食だ。

「サシが入ったカルビはそろそろキツイなぁという人にはぜひ食べてもらいたい。赤身とサシのバランスが秀逸でリピート確実」と店主が自信をのぞかせるカイノミもかならずオーダーを。

旺盛なサービス精神はサイドメニューにも見てとれる。牛テールの優しい旨みに覆われた粥や胃袋に爽快な風が吹く冷やし塩ラーメンなど、肉以外のお楽しみも満載。朝7時まで営業と、宵(酔い)っぱりにも優しい。

店外の炉でおこした炭を使用。スタッフに尋ねてベストな焼き方をマスターしよう

内観

肉の王様、サーロインも松阪牛となると貫禄の味わい。上品なサシに惚れ惚れ

※メニューは一例

肉御殿でとろけるような松阪牛体験を!『肉の田じま』

菊川

下町の、知る人ぞ知る“肉御殿”である。1Fはミート&デリカ、2Fは焼肉、3Fですき焼きやしゃぶしゃぶ、ステーキを供する『肉の田じま』には、地元の常連のみならず、遠方からも肉好きがわざわざタクシーで乗りつける。

最寄り駅からは歩いて10分。地の利がいいとは言えないが、それでも多くの人がここを目指す理由がある。

タンづくし4種盛り。特上タン塩焼き、上タン塩焼き、タンシタ塩焼き、タン塩焼き。食べ比べてその旨みを“タン能”!

50年前、内臓肉の卸からスタートした『田じま』で扱うのは、松阪牛を中心とした黒毛和種の牝牛。自社で一頭飼いすることで、上質な肉をリーズナブルに無駄なく提供する。人気ナンバーワンは、心までとろけるような肉体験ができる特選松阪三昧。

サーロインやリブロース、ヒレの中から1品を選ぶことができ、皿には厳選された稀少部位が美しく敷き詰められる。“日本3大和牛”のひとつである“美ーフ”の盛り合わせをこの価格で味わえる奇跡に、感謝の思いがあふれる。

特選松阪三昧。サーロイン、リブロース、ヒレから1品と稀少部位が盛りだくさん。コストパフォーマンスの高さに驚愕!

サックリした食感とジュワッと口中に広がる旨さに“舌”を巻くタンづくし4点盛りや、4種の黒毛和牛と豚カルビを堪能できるカルビ三昧もおすすめだ。肉の厚さやボリューム感は自信のあらわれ。冷凍はいっさいせずに、鮮度抜群の極上和牛を供する。

2Fフロアは11時からの通し営業。「思い立ったが焼きどき」な肉好きには嬉しい限りだ。

2Fはテーブルのほかに座敷も

外観

手前より、松阪牛の上カルビ、但馬牛の上ロース

※メニューは一例

牛肉の目利きによる極上肉を良心価格で『焼肉 京城 北千住店』

北千住

北千住駅前から番地を頼りに道を進んでいくと「ここで合っているのか?」と、正直若干怯んでしまいそうな猥雑な路地裏に店はある。でかでかと掲げられた「焼」「肉」という看板が目印だ。

昭和43年に開店。当時焼肉に使う肉はホルスタインが主流だった。が、そんな時代にあって店主の岩田俊光氏は「扱うのは松阪牛と近江牛の牝のみ」というポリシーを貫いた。

生の状態では大理石のような模様だった断面が、熱が入るにつれ脂が溶けて艶やかに

「銘柄牛は、やはり肉の持つ甘みが桁違い。それに、良い牛は脂の融点が低く、口の中で溶けますから、味の違いは瞭然」。当時、焼肉業界で初めて「近江牛販売指定店」になった、というエピソードからも、如何に肉を吟味しているかがわかる。

現在は他の銘柄牛の質も向上したことから、現在は奥州牛、前沢牛、田村牛、仙台牛などを扱うこともあるが、あくまで質ありきであることには変わりなし。「断面のサシを見ればわかります。これは旨いですよ!」。匠のセレクトに舌鼓を。

生のワタリガニを唐辛子の効いたタレに漬け込んだケジャンは、肉に並ぶ人気メニュー

店主・岩田氏が開店時に、肉に賭ける思い、店を創業するにあたっての志を綴った「ご挨拶」は店内に飾られている

外観

内観

※本記事に掲載されている価格は、原則として消費税抜きの表示であり、記事配信時点でのものです。

この記事へのコメント

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白金在住
本とさやは、美味しかった!
港区で食べたらいくらするのか?と
思いました。
また行きたいです!
帰りがめんどくさいけど 笑
2018/09/25 04:530

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