ここは広島か?正統派の広島式お好み焼き&汁なし坦々麺を都心で発見!

curated by
日紫喜 康一郎

お好み焼き¥700。ちなみにテイクアウトも可能!

みんな大好き!お好み焼きだが、全国的なスタンダードは大阪風だろうか。ただ、広島式も捨てがたいものがある。東京でも本場の味が食べられるお店は多数あるが、あまりメディアに登場していない名店をここでご紹介しよう。

それが『ひっつきもっつき』。三宿の路地裏というマニアックな場所にあるのだが、ここは東京から広島にワープしたかのような錯覚を起こさせる店だ。

そば入りが広島式の定義だと思うが、むしろ薄い生地に、たっぷりのキャベツを蒸すように焼くことがポイントだろう。店主は広島出身で、奇をてらうことなく丁寧に、広島式を貫く。価格も¥700。なるべく広島と同じような価格帯にしたいという店主の心意気も嬉しい。

焼きあがれば、ソースに青のり。そばが入っているから、充分に腹が満たされつつも、あっさりしているので軽さがある。

東京で広島式お好み焼きを食べるなら、経堂の『ハ昌』が有名だが、ここも同レベルに本場の味が楽しめるだろう!

この大量のキャベツがあっさりとした味の秘訣。これぞ広島式だ!

おたふくソースをたっぷりかければ、いいにおいが。丁寧に作るので、ここまで所要時間10分程度。うーーーん、待ちの時間は修行の時間。

こちらは、汁なし坦々麺¥600。

そして、『ひっつきもっつき』でマストで食べるべきなのが、広島式坦々麺。なんでもこの汁なし坦々麺が、麺フリークの中でトレンドのようだ!広島に本店がある有名な『キング軒』も、先ごろ浜松町に初上陸したようで、本当に今、注目すべき麺なのである。

極細麺と、具材と青ネギ(広島の地ネギ)をがっつり混ぜ合わせるのがルール。目安は20~30回程度だ。しかも食べるごとに、具と麺を混ぜたほうがいいのだとか。

ちょっと飽きたら、山椒を振りかければさらに食が進む。汁なし坦々麺は以前からあったが、これは新感覚!ラーメン業界も注目しているのも頷ける。

ちなみに、本場・広島では麺を食べ終わったあとご飯を入れてたべる店もあるようだ!

三宿の交差点から徒歩3分程度。だけど、地元の人でもあまり知られていない不思議なお店。お店の佇まいも、なんだかレトロで温かみがあっていい。よく冷えた瓶ビールと、広島式のお好み焼き&汁なし坦々麺。B級ながら至福の時間を約束してくれるのは間違いない!

とにかく混ぜる、混ぜる、混ぜる!旨みがグッと麺に絡みつく!

もともとは地元の商店街の一角を改装したそう。この味のある外観がなんだか嬉しい。住宅街の名店だろう!

※本記事に掲載されている価格は、原則として消費税抜きの表示であり、記事配信時点でのものです。

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