肉を食べるなら塊が一番!食欲を誘う塊肉6選

無角和牛シンタマのステーキ。グリルしてから塩と黒胡椒を振るだけ。肉の旨みが濃い。仕入れ状況などによりメニューは異なる。写真は一例

コスパ抜群な塊肉ステーキ!『バルボッカ』

吉祥寺

一見、普通のカジュアルなバルだが、メニューの黒板を見ると肉のメニューの充実ぶりが並はずれていることに気づく。オーナーが肉の卸しと聞いて、なるほどと納得。

肉マニアな常連たちのお目当ては、何といっても無角和牛のステーキだ。どの部位を選んでも、約200gで1980円。このリーズナブルさも実に嬉しい。(2015年8月の価格)

ランプ、サーロイン、肩ロース、シンタマ、イチボ……といった、常時6~7種の部位から選ぶことができる。

200gの塊肉を焼くにはコツがいる。こちらでは、たっぷりの牛脂を温めたフライパンに肉を入れ、脂を肉にかけながら焼いていく。脂の温度は68度前後。焼くというより、コンフィの要領で温めていくのだ。中まで火が通ったらグリルで焼き目を付けて完成。切った断面を見ると焼き色はわずか1ミリ程で、中はピンク色のまま。肉質は細やかで、乳や脂の匂いもなく、いくらでも食べられてしまう。塊肉の名店だ。

※こちらの店舗は、現在閉店しております。

塊肉のコース。焼き上がりに合わせて提供するため、入店時間によっては、メインの肉からスタートすることも。写真の部位はイチボ

“ 同じ窯の肉”を食べれば親密度もさらにアップ!『炉窯ステーキ 煉瓦』

渋谷

2014年6月に渋谷にオープンした『炉窯ステーキ煉瓦』。6kgの塊肉をゲスト同士でシェアするというスタイルが注目を集めている。塊肉にこだわるのは、肉を焼く時に余計な肉汁が出ず、旨味が逃げないなどのメリットがあり、塊の大きさが大きければ大きいほどいいのだという。

この店の若き“肉焼きスト”は24歳でイタリアに渡り、サルデーニャのレストランで働いた経験を持つ横山亮平シェフ。ミルトの葉で焚き火をしながら羊や豚肉を焼いて食べる食文化に触れ、「塊で焼く肉はこんなに美味しいのか」と感動したのだと言う。理想は、「肉の繊維の間にジュースが内包されている状態の仕上がり」

8200円のコースのみを提供する第1部のスタートに合わせて炉窯で焼き上げられる肉のひとり当たりの“配当”は、180〜300g。思いきって貸切りにし、肉パーティを楽しむも、デートで訪れて“同じ窯の肉”を食すもよし。相手が少食なら、持ち分のスライドも可能。肉欲旺盛な身としては、パートナー選びにも気が抜けない。

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