いよいよ明日!隅田川花火大会の後に寄りたい店5選

ふぐの白子のカルボナーラ¥10,500のコース+¥12,000

門前仲町の絶品イタリアン『Passo a Passo』

門仲にこの店ありという呼び声高い人気イタリアンがこちら。

「ふぐのパスタを、と言われて真っ先に考えたのが“白子”でした」いたずらっ子のような笑みを浮かべこう話すのは、『パッソ・ア・パッソ』の有馬邦明シェフ。ふぐの調理師免許を取得したイタリア料理人だ。店で扱うのは、3年もの(約3㎏)の天然とらふぐが中心。

今回はまったりとしてクリーミーなコクが広がる白子が主役。ここに、白トリュフをたっぷりかけるというのだから、実に蠱こ惑わく的。旨み、風味、食感と三拍子そろった官能をくすぐる美味といえよう。自家製の魚醤で味を補ったクリームとふぐの骨から取った出汁、卵黄を合わせたソースが、白トリュフと白子のコクをしっかりと受け止める。絹の如き滑らかな白子にアクセントをつけているのが、身の食感。軽く炙った白子の香ばしさも、舌を飽きさせない。

イタリアンゆえ旬を活かした季節メニューがほとんど。メニューは予約時にチェックを。

左.丸茄子海老味噌焼。コース¥6,300からの一品(単品は¥998)。 右.酒は常時5~6種揃う。御湖鶴 山田錦 純米酒は一合¥714

この季節、この店のなすメニューは必食『深川 志づ香』

上記の『パッソ・ア・パッソ』の有馬邦明シェフのいきつけがこちら。有馬シェフは大の日本酒好き。とりわけ、ゆっくり考えごとをしたいときに足が向くのが割烹『深川 志づ香』だという。「大将の料理は、お酒にぴったりと合う。特にこの丸茄子の海老味噌焼は、酒を呼びます」

海老味噌を使ったクリーミーなソースで作る和風グラタン的一皿。表面は香ばしく、中はとろり。柔らかな茄子にも海老味噌の旨みが染みている。合わせて御湖鶴(みこつる)の純米をやれば、ご覧の通り、満面に笑みが浮かぶ。「うちの店でも扱っている、好きな酒です」と有馬シェフがいえば、「俺も晩酌は御湖鶴だよ」と、ご主人の静しずか武たけ徳のりさん。

「初めてお邪魔したのは店を開く前。門仲がどんな町か見に来たときで、こんな店がある町で自分も店をやりたいと思いました」お祭好き、器好きと趣味が合い、互いの店を行き来する間柄に。有馬シェフにとっては御主人と交わす会話もまた、たまらぬ肴であるようだ。

こんな店に、浴衣で足を運んでみたい。

※本記事に掲載されている価格は、原則として消費税抜きの表示であり、記事配信時点でのものです。

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