編集・鮓谷の東京“コスパ”カレンダー Vol.11

世界一大切な人のバースデーには、愛深めるサプライズプレートを

curated by
鮓谷 裕美子

しょっぱなからCheesy(チーズっぽい→臭い→クサい)な甘い画像で「このサッカリン野郎!」と唾棄されることを承知で、紹介します(微笑)。

大切な人のバースデー、どこでどうやってなにを食べてお祝いすればよいか、悩みますよね。結局、面倒くさくなって「誕生日? なんもせんよ」というひとも多いのではないでしょうか?

だからこそ、一年に一度の特別な日こそ最大限にお祝いしてあげて欲しいのです。(そうすれば2ヶ月は文句いわないハズ。やらなかったら末代までたたられるかもしれません)

こちら日本橋にある『La Paix』(ラペ)は、ベルギーで修行し帰国後は錚々たるレストランで研鑽を積み、松本一平シェフが2014年10月8日に独立させたお店。ランチ(¥3,500、¥5,000)のコスパはさることながら、お任せコース¥10.000のみのディナーは、サプライズの連続でめくるめく魅惑のサーカスのよう。

松本シェフのお料理は、フレンチと和の融合がテーマといわれていますが、もちろんフュージョンのような、なまあたたかい料理では御座いません。フレンチが大好きで、そのフレンチを一所懸命に探求し、誇れる日本を無視できないと至ったのです。だから和にも誠実、フレンチにも真剣。

ストレートにフレンチといかないということは、シェフの強度が問われているのです。

地元和歌山の新鮮食材を積極的に取り入れていたり(今は桃が届くそう)、日本食材とフレンチの融点を探っていらっしゃいます。『オーグードゥールメルヴェイユ』仕込みのホスピタリティも居心地がいい。

はい、サッカリン野郎のバースデープレートです。三十路のわたしも黄色い歓声とまでは行きませんが、黄土色の歓声をあげました。

ここでいう世界一大切な人、というのは兎にも角にも恋人というわけでなくてもよいのです。ただ喜んで欲しいひとがいるなら、是非『La Paix』の誕生日プレートを。

しかも、こちらの誕生日プレート、甘いもの嫌いの私のために、よくみたらマカロンだけなんですね(追加で〆ワインもらいました)。甘いもの嫌いだからといって、お新香やホタルイカの沖漬けにロウソクをたてるわけにはいきません(わたしは焼き魚にロウソクを立ててもらったことがありますが)。甘いもの好きにはたっぷりスイーツが用意されるので、ご安心を。

予約時に色々相談してみてください。では、また!

※本記事に掲載されている価格は、原則として消費税抜きの表示であり、記事配信時点でのものです。

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