洋酒メーカー勤務女性が語る、酒と女と男 Vol.2

アダルトなデートの秘訣は香り!?飲む香水でムーディな夜を

※こちらの店舗は、現在『RAGE COFFEE BAR』に店名を変更しております。掲載情報は店名変更前の情報です。
 詳しくは下記レストラン情報をご確認ください。

『SAPPHIRE by RAGE & サファイアマティーニ』

とあるバーでの待ち合わせにて。「今日はジンのフレグランスをつけてきたよ」と、洒落た一言をもって現れた男性がいた。

ジンは穀物にボタニカルと呼ばれるハーブやスパイスで香りづけをした蒸留酒。その基調にはヒノキ科の針葉樹であるジュニパーベリーが用いられている。

彼がつけてきたフレグランスはジュニパーベリーがヘッドノートに香るペンハリガンの「ジュニパー スリング」だそう。ジンの香りに着想を得た彼の遊び心がとても印象的だった。

そんな香りで遊びがいがあるスピリッツ。うってつけなのが、ジンの代表格ボンベイ・サファイアによるジンの専門店「サファイア by レイジ」だ。

果物や野菜、ハーブなどを自在に組み合わせてカクテルをつくる「ミクソロジスト」の日本における第一人者のひとり、北添智之氏率いるレイジのグループだけに、店内には季節のフレッシュフルーツが並び、女性にも入りやすい雰囲気だ。

ジンとヴェルモットによるカクテル「マティーニ」も、ここではマティーニの起源といわれる「& IT SWEET MARTINI」から、「40:20 CLASSIC MARTINI」、最旬の「HERB MARTINI」まで歴史を振り返る10種類のマティーニが揃う。

季節の野菜やフルーツを利用したフルーツマティーニも評判だ。トマトのマティーニにはバジルをのせて、桃のマティーニにはバニラビーンズの風味を。食材によって自在に変わるマティーニは一期一会。まるで香水をまとうように、ジンにその日の風味を重ねてくれる。

ジンで外せないお店が大阪にもう1軒。北新地のジン専門バー「ジュニパー」だ。こちらはジンがおよそ100種類がそろう。ジンは解熱・利尿用薬用酒として作った「ジュニエーヴェル・ワイン(ジュネヴァ)」が起源とされる歴史があり、そのイメージから「ジュニパー」ではバックバー一面に薬箱(それぞれの中にはジンが!)、インテリアとしてガラス製の天秤の秤が飾られている。

きょうの気分や香りの好みを伝えると、まるで医者のようにぴたりとあうようなジンを差し出してくれる。ジントニックやジンリッキー、ジンバックなど、それぞれのジンの魅力を引き出す飲み方をおすすめしてもらうとよいだろう。


SAPPHIRE by RAGE GINZA
中央区銀座2-3-18 銀座高孝ビル1階
t.03-5579-9317

BAR JUNIPER
大阪市北区堂島1-4-4 NJビル1階
t.06-6348-0414

※本記事に掲載されている価格は、原則として消費税抜きの表示であり、記事配信時点でのものです。

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