消費量世界一!なのに、日本人の知らないイタリアのチーズって?

9カ月熟成されたグラーナ・パダーノD.O.P.チーズが「グラーナ・パダ-ノ」焼き印をグラーナ・パダーノチーズ保護協会に押され、その後16カ月まで、または20カ月(リセルバ)まで熟成される

そんなグラーナ・パダーノは、味もさることながら、その芳醇な香りが呑み助の心をくすぐるもの。ただ、家庭でその香りを楽しむにはひとつポイントがあるそう。

「切ったチーズは真空状態で保存しますが、テーブルに出すときには30分間空気にさらしてください。そうしないと香りが開かないんです」

そう話しながら、いよいよピッツァ氏が専用のナイフを使いチーズのホイールカットに入る。イタリアでもこのカットができるのは、数少ない熟練の職人だけだ。

巨大なチーズに断層のような切れ目が入ると、まろやかな香りが辺りに漂い、時間が経つごとにその香りは膨よかになる。

“このチーズは私の人生そのもの”とピッツァ氏が惚れ込むグラーナ・パダーノは、日本人も好む、毎日でも飽きない奥深い逸品である。

『エリオ・ロカンダ・イタリアーナ』による、グラーナ・パダーノを使ったリゾットと赤うしのロースト

グラーナ・パダーノが食べられるお店が都内に!

そんなグラーナ・パダーノがいつでも食べられるお店が実は都内にある。イタリア南西部・カラブリア出身のエリオ・オルサーラ氏が1996年にオープンした、麹町の南イタリア料理店『エリオ・ロカンダ・イタリアーナ』だ。

その上質かつどこか懐かしい料理に、在日イタリア人のファンも多く、同店では常時グラーナ・パダーノを使用した料理を提供している。グラーナ・パダーノD.O.P.チーズを体験してみたければ、まずはエリオ氏の心温まる郷土料理から始めてみては?

グラーナ・パダーノを囲みながらワイワイと盛り上がるダヴィデ・ピッツァ氏(中央)とエリオ・オルサーラ氏(右から2番目)

※本記事に掲載されている価格は、原則として消費税抜きの表示であり、記事配信時点でのものです。

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