東京の大人デートの〆はこのBARで決めろ!

適度な和のテイストで2人の落ち着いた雰囲気を演出してくれる
『BAR漆』(恵比須)

デート上手な男性ほど、一軒目と二軒目の店のギャップを演出するのに長けている。例えば、賑やかでエネルギッシュな肉デートのあとは、ふたりの時間に浸れ、洗練されたカクテルのあるバーが、心にも胃袋にも優しいもの。『BAR漆』は、そんな条件を満たす格好の二軒目である。

モダンジャズが静かに流れ、照明も控えめな店内は、席数わずか11。恵比寿西の飲食店街に接しながらも、神社を挟んだ小径沿いにあるため閑静で、客層も大人。心落ち着く理由は、髙橋隆弘オーナーの「日本人が日本らしいバーをつくるとどうなるか?」というテーマがさり気なく効いているからでもある。

左官職人による味のある壁、瓦モチーフのタイルなど、主張しすぎない和のエッセンスが店をまとめ、ほかのクラシックバーとは違う個性が光る。そしてバックバーにズラリと並ぶウイスキーにちらほら混じる見慣れないラベルに、大人の好奇心がうずくだろう。

ふたりならカウンター席がベスト。というのも6席のカウンターは逆L字型になっており、ほかの客と視線が合いづらいので、ふたりだけの時間に没頭できる。そこで女性には常時10種類は揃えるフレッシュフルーツのカクテルを。濃縮果汁とそれに寄り添うスピリッツが、肉食後の喉を甘美に流す。その美味しそうな横顔を隣に、自分は稀少モノのウイスキーを堪能。ここ一番の肉デートには、こんなアフターがふさわしい。

※本記事に掲載されている価格は、原則として消費税抜きの表示であり、記事配信時点でのものです。

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