2023.10.07
2008年からふるさと納税が始まって早15年。ふるさと納税先に悩む人は多いだろう。今回はグルメ感度の東カレ読者に、ぜひおすすめしたいふるさと納税を紹介する。
ワイン好きにはおなじみのオーストリアのワイングラスブランド「リーデル」が、北海道余市町とコラボして、初めてワインをプロデュース。一般販売はせず、北海道余市町のふるさと納税でグラスとセットにして販売するのだ。ワインの名前は「ヨイチ・ノボリ・ツヴァイ2022」。
その発表会と余市町産の食材を使った料理とワインのペアリング試食会に、東カレWEB編集部が参加。全貌をレポートする。
北海道余市町でワインをつくる「ドメーヌ・タカヒコ」の曽我貴彦氏
余市町とリーデル・ジャパンは2022年3月に包括連携協定を締結し、世界市場で通用する日本ワインと日本におけるワイン文化の醸成を目指した活動を続けている。
今回のイベントは、この協定に基づいて昨年より進めてきた「余市町×リーデル・ジャパン プロジェクト」の一環だ。
リーデル・ジャパンが初めてプロデュースしたワイン「ヨイチ・ノボリ・ツヴァイ2022」は、余市町内の果樹園「三氣の辺(みきのほとり)」で栽培したワイン用ブドウ(ピノ・ノワール、ツヴァイゲルトレーベ)を使用し、余市町のカリスマワイナリー「ドメーヌ・タカヒコ」の曽我貴彦氏が醸造を手がけた。
滑らかで旨味のあるワインに
発表会で曽我氏は、「ピノ・ノワール、ツヴァイゲルトレーベをそれぞれ全房発酵(※)・野性酵母で醸造し1樽ずつ熟成。50%対50%の比率でブレンドしました。ツヴァイゲルトレーベ(赤ワイン用のブドウの品種)を全房発酵で醸造するのは珍しいと思うが、余市のワインらしい滑らかで旨味のある赤ワインに仕上がりました」と説明。
ウォルフガング・アンギャル社長は「リーデルの本拠地オーストリアを代表する黒ブドウ・ツヴァイゲルトレーベは、余市町が日本国内の生産量で第1位。まさにリーデルと余市町の架け橋となるワインが誕生した」と胸を張り、J.A.S.ワインエキスパートの資格を持つ齊藤啓輔町長は「この、余市町ふるさと納税の返礼品にさせていただく。多くの人に楽しんでほしい」と話した。
(※)全房発酵……ブドウを除梗(茎などを取り除くこと)せずに、房ごと発酵する手法
「ヨイチ・ノボリ・ツヴァイ2022」のリリースは2024年春頃
「ヨイチ・ノボリ・ツヴァイ2022」のリリースは2024年春頃を予定しており、一般販売は行わず、「余市町ふるさと納税」の返礼品として、リーデル社のワイングラス(「リーデル・スーパーレジェーロ“マシンメイド”ブルゴーニュ・グラン・クリュ」)をセットにして提供する予定。
11月23日(木・祝)よりスタートする、余市町ふるさと納税の特別企画「余市町感謝祭」で予約が可能だ。
発表会では、そのほかに「余市のワインと余市食材のペアリング試食会」も実施。ミシュランスターシェフの『Restaurant LaCime(ラ・シーム)』高田裕介シェフが、余市町の食材を使った料理を披露した。
エサにこだわり口溶けのよい脂が特徴の「北島豚」や、北海道に自生するスイカズラ科の果物「ハスカップ」を使った2品に、日本で唯一のマスターソムリエの高松亨氏らがセレクトした余市町のワインをペアリングするという、なんとも贅沢な試食会。
さらに、余市町地域おこし協力隊として活動する高松氏が「余市町は近年、急激にワイナリー数が増え、さまざまな味わいのワインを楽しむことができる。今日はタイプの異なる3本を紹介したい」と話し、町内のワイナリーのワイン3本もふるまった。
この日の参加者からは「余市町は日本ワインの産地の中で最も注目されている場所。まだまだ進化しそうだと実感した」「料理もワインも素晴らしかった。稀少なワインと聞くが、ぜひ余市を訪れて飲んでみたい」などの声が聞かれた。
齊藤啓輔町長は「余市町はワイン産業の振興によって地方創生を目指していますが、海と丘の幸にあふれた余市町の食材を使った料理と余市のワインの相性は抜群です。ぜひ今後、余市町の食材にも注目してほしい」と力を込めた。
◆
地域の商品開発の場としても期待されるふるさと納税制度。初のリーデル社コラボのワインということで期待が高まる。 予約が始まる11月23日(木・祝)よりスタートの、余市町ふるさと納税の特別企画「余市町感謝祭」を要チェックだ!
より大きく、より軽く、より薄く
<リーデル・スーパーレジェーロ シリーズ>″マシンメイド”は、最新テクノロジーとリーデルがこれまで長年培ってきた技術力を融合することで、ひとつひとつ息を吹き込んで職人の手で作られていたハンドメイドグラスを機械で精密に再現した傑作。
中でも『ボルドー・グラン・クリュ』グラスは、現在販売されているマシンメイドグラスの中で最も背が高く、極限まで薄さと軽さを追究したグラスだ。台座部分は最大径106mmを誇り、リーデル史上最も大きな台座となっている。この台座の大きさは、大きなグラスを安定して支えるために必要不可欠なのだ。
もちろん、ハンドメイドグラスは世界に同じものが存在しない唯一無二の価値があり、人の手で作られたからこそのオーガニックな温かみがある。しかし、マシンメイドには、均一な仕上がりと、安定したクオリティを作り続けられる点が優れている。
ハンドメイドグラスと見間違うほどハイエンドな優雅さを醸し出すマシンメイドグラスで、最上のワインを堪能しよう!
リーデル・スーパーレジェーロ“マシンメイド”のオンラインショップで詳細をチェック!!>>
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