表紙カレンダー Vol.96

「役者の仕事が天職だとは思えない」女優・川口春奈がそれでも表現者であり続ける理由

2022年の春にはNHK朝ドラへの初出演を果たし、秋には主演ドラマが配信も含めて空前のヒット!

大人気女優・川口春奈さんに、知る人ぞ知る名店での“フレンチデート”を楽しんでもらった。

上質ながら堅苦し過ぎない空気感の中で見せた素顔とは?



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「“奥目黒”に住んでいたことがあるので、この店には親近感が湧きます」

「このあたりの雰囲気は全体的に落ち着いているので、大人のふたりがデートするのにもピッタリだと思います!」とは川口さん


東京では桜が散って若葉が芽吹き始めたこの日、女優の川口春奈さんは都立大学のフレンチレストラン『Fukushima』に姿を現した。

東京カレンダーに登場するのは2022年6月号以来。約1年ぶりに再会した男性モデルに気さくに話しかけるなど、彼女はリラックスした様子ですぐ現場に溶け込んだ。

あっけらかんとした性格もあってのことだろうが、聞けば、かつてこのエリアに住んでいたというのだ。

緑豊かでゆったりした学芸大学は、かつて暮らした思い出の街


「学芸大学のあたりでした。自然にも恵まれているし、どこかゆったりとした空気が流れていて、生活しやすかった。

当時は今よりもっと若かったので、いろんなお店をめぐる余裕はなく、たこ焼き屋さん、鯛焼き屋さん、カフェとかにお気に入りの場所を見つけ、そこに足繁く通うのがお決まりのパターンでした」

長崎県五島市出身の川口さんが上京したのは中学3年生。モデルから本格的に女優業に進出した頃のことだ。

当時は不安でいっぱいだったらしい。

住む場所が変わったのに加え、芝居に取り組むようになってから仕事をともにする人の数が格段に増えた。10代なら余計に心細く感じられただろう。

だが、経験は人を逞しくする。時は流れ、川口さんは2020年のNHK大河ドラマ『麒麟がくる』では織田信長の妻・帰蝶という重要な役を託されて演じ切った。そして、2022年には『ちむどんどん』で初めての朝ドラ出演。

さらには『silent』で主演を務め、その涙の演技で視聴者を魅了。切なくも温かいラブストーリーは放送されるたびに見逃しサイトの再生記録を塗り替え、最終回の後には“#silentロス”というハッシュタグを使う人が続出。

女優としての存在感はさらにアップした。

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