交際3年目の彼にマンネリを感じる28歳女。もう別れようかと悩んでいたはずが、一瞬で心変わりしたワケ

「彼のことは嫌いじゃないけど、ドキドキすることは減ったかもなぁ」

長く付き合っていると、どうしても直面してしまう“カップルのマンネリ問題”。連絡を頻繁にしなくなったり、デートの行き先が代わり映えしなかったり…。

職場の同期と交際中の28歳・美希も、そんな恋愛のあるあるに悩む1人。

「彼とはもう別れるべきかも…」と落ち込む彼女に起きた、ある出来事とは？

外資系IT企業で働く、美希（28）の悩み

「ごめん。今日の予約、キャンセルしておいてくれないかな」

社内での打ち合わせを終え、会議室を後にしようとしたそのとき。私の同期で交際3年目の拓海が、耳元でそう囁いてきた。

私は小さく「えっ…？」と声をあげ、彼を見つめる。しかし彼はこちらを振り返ることなく、部屋を出て行ってしまった。

新卒で外資のIT企業に入った私たちは、入社3年目の頃から付き合っている。お互いにスポーツ観戦が趣味で、仕事終わりに野球を見に行ったりして仲良くなったのだ。

「今はズルズル半同棲みたいなことしてるけどさ。そろそろちゃんと一緒に住まない？」

1ヶ月前はそう言ってくれていたけれど、思い返せば彼の自宅で会うばかりで、ちゃんとしたデートもできていない。

良く言えば安定、悪く言えばマンネリの日々。

「もう私たち、ダメなのかな…」

私は職場にいることも忘れて、1人頭を抱えた。

◆

翌朝。せっかくの休みなので1人でも出かけようとメイクをしていると、彼からLINEが届いた。

『今度、一緒にこれ見に行かない？』

そんなメッセージとともに、送られてきたのは1通のリンク。何のことかと思いながら、私はそれをタップする。

開いてみるとそれは『パリ・サン＝ジェルマン（PSG）ハンドボール ジャパンツアー2023』のページだった。

私はすかさず『これ、何なの？』と拓海に返信する。すると即座に返事がきた。

『世界最高峰のハンドボールチームが、アジアに初上陸するんだってさ。で、日本のジークスター東京っていうチームと対戦するから、美希と見に行けたらいいなって』

フランス屈指のビッグクラブとして知られるパリ・サン＝ジェルマン。サッカー選手のリオネル・メッシがいるクラブというのはなんとなく知っていたけど、ハンドボールチームも強いらしい。

なんだか興味がわいてきた私は、スマホで公式HPを見てみる。

― 日本ハンドボールの歴史が変わる瞬間を、目撃せよ。

「え、ちょっとカッコいいかも…」

公式HPの言葉に、私はグッときてしまった。

新卒からずっと激務な環境にいて、何度も「仕事を辞めたい」と思う瞬間があった私。そのたびにオリンピックやWBC、ワールドカップといったスポーツに励まされてきたのだ。

東京にいながら、世界最高レベルのハンドボールを間近で見れるのかと思うと、なんだかワクワクしてくる。

公式HPを読み込んでいると、再び拓海からLINEが届いた。

『最近、家で過ごすばっかりで、デートも手抜きになっててゴメン。久しぶりにさ、美希とスポーツ観に行けたらいいなって。予定、どうかな？』

私は『7月31日、19時からあけとくね』と返信を打つと、嬉しさで自然と口角が上がった唇にリップを塗り始めた。

◆

世界的なチームが日本に来るビッグイベント。恋人とはもちろん、友人や同僚と盛り上がろう！

7/31チケット購入はこちらから＞＞

5月31日（水）観戦チケット一次締切（※2次販売は6月10日より）
アジア初上陸のスーパースター軍団が、東京にやってくる！

ヨーロッパで圧倒的な人気を誇り、スポーツとしてのポテンシャルも高いハンドボール。

「日本のハンドボールを強くしたい」「多くの人にハンドボールの面白さを知ってもらいたい」そんな想いから、今回PSGジャパンツアーが実現。

そんなチームに挑むのは、日本のハンドボール界でリーグトップクラスに君臨している、ジークスター東京。東京カレンダーは、ジークスター東京のスポンサーを務めている。

今回は、各国から世界最高の選手が集まるパリ・サン＝ジェルマン初のアジアツアー。

8年連続でフランス王者に君臨するこの銀河系軍団に、日本ハンドボール界のスター軍団・ジークスター東京が挑む！

◆ツアー日程
2023年7月27日（木）～8月3日（木）

◆試合日程
2023年7月31日（月）19:00～
パリ・サン＝ジェルマン VS ジークスター東京
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2023年8月2日（水）19:00～
パリ・サン＝ジェルマン VS 近日発表！

◆チケット購入可能期間
・一次販売は、5月31日（水）まで
・二次販売は、6月10日（土）から開始

◆場所
有明アリーナ（江東区有明1-11-1）

ジークスター東京とは？

東京オリンピックハンドボール日本代表として活躍した土井レミイ杏利、東江雄斗、部井久アダム勇樹らを擁するプロチーム。

チームは創立3年目にして、国内リーグのプレーオフに2年連続出場し、SNSの総フォロワーは5万6千超。

“レミたん”こと土井レミイ杏利は、TikTokのフォロワー数700万人を誇る。

公式HPはこちらから＞＞

7人ずつ（コートプレイヤー6名とゴールキーパー1名）の2チームが1個のボールを手で扱い、相手のゴールに投げ入れて得点を競うチームスポーツ。制限時間内に多くの得点をいれたチームが勝利。

前半30分、後半30分、ハーフタイム10分。選手の交代は無制限。

◆ルール
・パスやドリブルでボールを運ぶ。
・3秒以内のボール保持、ボールをもって3歩までの移動が認められるなど、バスケットボールと類似している点も多い。
・ゴールエリア（ゴールから6ｍの半円）には、防御側のゴールキーパー以外は入ることは認められていない。
・コートの大きさは、40m×20m
・ゴールの大きさは、高さ2ｍ×幅3m