恋人との記念日に訪れたい!至高の美味を堪能できる注目の和食店6選

3.静謐な空間で、和の美しさを極めた艶やかな夜を@南青山
『宮坂』

閑静な住宅街に溶け込む、清楚な佇まい


骨董通りの脇道の先に明かりを灯す


根津美術館近くのビルの地下。

人目を忍ぶかのような店構えと趣向を凝らした料理で評判を得た『御料理 宮坂』がオープン7年目にして移転。店名も『宮坂』と変え、新たな一歩を踏み出した。

黒で統一したシックな雰囲気の前店に対し、瀟洒なマンションの1階に場所を移した新店は木の風合いを生かした明るく開放的な趣。

月明かりに映し出された庭が、癒しの時間を与えてくれる

苔むす庭に置かれているのは、琵琶湖から運んできた石でできたつくばい。季節の移ろいを感じる坪庭を愛でながらの晩餐は、都心にいることを忘れさせてくれる


カウンターに腰をかければ、窓の向こうには四季の移ろいも風雅な坪庭が目に映る。

店主の宮坂展央さんは、都内の和食店で修業を積んだ後、京都の名店でも10年にわたり研鑽を積んだ経歴の持ち主。

ここでは、旬の食材を大切に奇をてらうことなく、素材本来の風味を引き出すことに心を砕いている。


日本酒とともに楽しみたい「八寸」。

照り葉などをあしらい、四季に合った風景を映し出す。

季節の食材が主役の「煮物椀」。器は古い輪島塗で、蓋には見応えある稲穂とすずめの蒔絵が施されている。料理はすべて、おまかせコース(43,000円)の一例


以前にも増してシンプルになったその料理は、最上の食材を使えばこその美味と品格で心を満たしてくれるに違いない。

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