代々木上原エリアの夜の鉄板グルメはここだ!ゆったりと大人が寛げる人気店3選

2.エリア人気No.1!連日賑わうポルトガル食堂@代々木八幡
『クリスチアノ』


身近な食材を使いつつ、ニッチだったポルトガル料理を一気に知らしめたのがここ『クリスチアノ』だ。

代々木八幡という街をグルメスポットへと押し上げた、当時の衝撃は今も色褪せない。

現地の雑貨を随所にちりばめた店内は、いつでもワインを傾けるグループやカップルで満席。佐藤マジック炸裂のポルトガル料理が、ゲストの舌を魅了する


ポルトガルと日本が通商条約を結んで150年目に当たる2010年にオープンしたのが、ポルトガル料理の店『クリスチアノ』。

代々木八幡の小さな路地にありながら、連日賑わいを見せている。

オーナーは、ヨーロッパ各国で長年研鑽を積み、帰国後は渋谷『アロッサ』などの人気店で腕を振るった佐藤幸二さん。

独立を機に「ニッチで、何かルーツがある国の料理をやりたかった」と考えた結果、たどり着いたのがポルトガル料理。

現地への旅を繰り返す中で、「家庭料理のような、いい意味で洗練されていない温かみがある。魚をよく食べることも、日本人が親しみやすい理由だと思います」と、その魅力にのめり込んだ。

変わらぬ逸品「バカリャウ・ア・ブラス」と「豚とハマグリのアレンテージョ風炒め」

「バカリャウ・ア・ブラス」は、千切りのフライドポテトとほぐした自家製の干鱈を炒めて卵でとじた、ポルトガルの代表的な家庭料理。一度食べ出すと止まらなくなる、禁断の美味しさだ。1,050円


佐藤さんの言葉どおり、メニューをめくると、“イワシの塩焼き”“タコの天ぷら”など、どこかなじみのある魚介料理が目を引く。

その中でまず注文すべきは、ポルトガルの国民食“バカリャウ”こと干鱈を使った料理。

同店では、鱈を丸のまま塩漬けして干した自家製を用い、フライドポテトと卵を合わせた「バカリャウ・ア・ブラス」などさまざまな味わいに昇華している。

「豚とハマグリのアレンテージョ風炒め」は豚バラ肉を使っているものの、マリネしていることもあり脂っぽさはさほど感じさせず、旨みが豊か。豚とハマグリのエキスがじんわりとしみ込んだジャガイモも絶妙。2,290円


一番人気の「豚とハマグリのアレンテージョ風炒め」も、ポルトガル南部の伝統的な料理だ。自家製発酵パプリカパウダーでマリネした豚肉は、うっすらと熟成感を帯び、ハマグリの出汁と相まって旨みが倍増する。

皿からあふれんばかりのダイナミックな盛りつけには、食欲だけでなく会話も盛り上がること必至。

いずれの料理も2〜3人で楽しめるボリュームで、ひと皿1,000〜2,000円台という良心的な価格設定も「肩肘張らず楽しめて、地元に密着した店を作りたかった」という佐藤さんの思いゆえ。

メインストリートから一歩入った路地裏で、赤と緑のポルトガルカラーの看板が目印。すぐそばには、魚介に特化した姉妹店『マル・デ・クリスチアノ』も


ワインは、ポルトガル独自の微発泡白「ヴィーニョ・ヴェルデ」がグラス610円〜。

飲んで食べてもひとり4、5,000円程度で収まるコストパフォーマンスの高さは都内屈指だ。

テーブル席は気のおけない仲間との集まりに、カウンターは彼女との逢瀬に、とあらゆるシチュエーションでこれからも重宝するだろう。

迷ったら聞いてほしい!料理を引き立てるお酒 Best3


佐藤さんは同店をヒットさせた後、ポルトガルスイーツ店やもんじゃ焼き店などを近所に続々とオープン。

ワインは右から、スパークリング「ヴァスコ・ダ・ガマ」グラス940円。ヴィーニョ・ヴェルデ「ムラーリャス」。ドライで辛口のポルトガルビール「サグレス」(890円)も人気だ。

~注目!リアルな口コミ~
ヴィーニョ・ヴェルデ片手に楽しむ独特の世界観!


家から徒歩圏内なので、当日はオープンの17時に伺ったが瞬く間に満席に。

土地柄、20~30代のお洒落な男女が多かった。

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