渋谷で気軽にデートならここ!ディナーにおすすめのセンスが良い人気店 Vol.5

ハイセンスな大人が集う渋谷エリアの店3選。「今夜飲む?」と気軽にデートへ誘える!

2.街の喧騒とは無縁の路地裏でビストロデート!@渋谷
『Bistro Rojiura』


宇田川町の猥雑な通りから一本入った、静かな路地裏に潜むビストロ。分かりにくい立地をものともせず、朝から夜まで客の熱気であふれる。

空間と料理のセンスの良さは、いつだって期待を裏切らない。

車も入れない小道にある隠れ家だが、どこからともなく人が集まってくる


温かな灯りが窓からこぼれる路地裏の一角は明らかに、街の喧騒と無縁の落ち着いたオーラで満ちている。

レコードプレイヤーから流れる音楽は優しく、仄暗い癒やし空間を求め、今宵も男女が集う。

本格フレンチをカジュアルに落とし込むセンスに脱帽

「学生時代は、レコード屋に通い詰めた」原さんにとって思い出深い場所で、90年代のカフェ文化を再現する洒落たインテリアも魅力。その影響でレコードプレイヤーも置かれている


「カジュアルだけど、料理は一流を目指した」と語るオーナーの原 太一さんは、若い頃から自分の店を構えるのが夢だった。

当初はカフェを想定していたが、縁あって、かのミッシェル・トロワグロの下で学ぶ機会を得る。

本物のすごみを実感し、一流の料理を本格フレンチに置き換え、それをカジュアルに伝えるビストロを思い描くように。

今では話題店を次々と手掛ける原さんの原点が、『Bistro Rojiura』である。

変わらぬ逸品「フライドポテト ミモレットチーズとクミン」と「仔羊の炭火焼き」

歴代シェフがそのまま継承する定番中の定番。22ヶ月熟成のミモレットを使うことで深いコクをプラス。細めのカットで仕上がりは軽く、ワインにも合わせやすい。880円


この店が創業当初から提供する代表作に「フライドポテト ミモレットチーズとクミン」がある。

ともするとジャンクになりがちなフライドポテトに、熟成感あるチーズと香り豊かなスパイスをプラス。

すると、途端に印象が変わって上品に感じるギャップが面白く、日常をわずかな工夫で上質に変えるビストロの方向性までを提示した。

あれから11年。シェフは代を重ねて、3人目になる鈴木 研さんが担当している。

元は「客として通っていた」同店のファンで、自身は銀座のイノベーティブレストランで経験を重ねてきた。

その力量は確かで、定番「仔羊の炭火焼き」は見事な焼き上がり。つけ合わせに自身が知る生産者の野菜を使って、独自性をまずは披露する。

ソースはフォン・ド・ヴォーから作る原さんのレシピを踏襲している。この日のつけ合わせは、千葉のズッキーニや和歌山のラディッシュなど。旨みが濃く、肉に負けない。5,400円


そして新規顧客が絶えない理由のひとつは、5年前に始めたモーニング&ブランチ営業の効果。

「あんバターリコッタチーズサンド」など新たな名物の誕生により、若い世代の認知度も格段にアップした。朝で知り、夜に改めて訪れ、自然派ワインに目覚める20代女性も増えている。

カフェのようにカジュアルで間口は広いが、料理は唯一無二。

揺るぎない個性がこの店にはあるから、今も多くの人の心をつかむのだ。

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原さんは同店以降、代々木八幡『PATH』、白金『LIKE』と立て続けに人気店を開く。

ワインはロゼ「ジュリアン・プレヴェル」、赤「ロミュアルド・ヴァロ」、白「ジャン・マルク・ドレイヤー」など、世界中からヴァン・ナチュールの生産者を厳選して仕入れている。グラス 1,100円~。

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平日遅めの時間帯に入店。

20~30代が中心で、カウンターには前菜をつまみ代わりにワインを楽しむひとり客の姿もあった。

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