2022.09.27
2022年5月、『シャンパーニュ・ラリエ』が本格的に日本に上陸した。
フランスの名門レストランや一流ホテルなどで採用されるラリエは、細部まで製法にこだわるつくりから、“オートクチュールのシャンパーニュ”と称されている。
今回は、このシャンパーニュを“ランチペアリング”で堪能できる、レストラン2軒をご紹介しよう。
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※コロナ禍の状況につき、来店の際には店舗へお問い合わせください。
『シャンパーニュ・ラリエ』がオートクチュールと呼ばれる理由とは?
とかく美食を愛する大人たちは、美味しさにドラマを求めがちだ。
食材の旬や産地にはじまり、料理の構成、合わせるお酒に至るまで、テーブルに並ぶすべてに意味を求め、その裏にあるドラマに想いを馳せる。
これらのプロセスを踏むことで食への理解を深め、自らの満足度を高めているわけだ。
その点から考えると、『シャンパーニュ・ラリエ』は舌の肥えた美食家をも満足させることができるお酒といえるだろう。
理由は、こだわりの製法にある。
シャンパーニュを含むワイン類は、生産される土地の個性が味に深く関係している。
ラリエは1906年、シャンパーニュの生産地の中でも最上位の畑を意味する“グランクリュ”に格付けされているアイ村で誕生した。
南向きの急斜面が多く日照量が豊富なアイ村で育つブドウは、濃密でハリがあり華やか。
このテロワールを最⼤限に⽣かすシャンパーニュづくりをしているのが、ラリエの最大の特徴だ。
シャンパーニュの多くは、味の一貫性を保つために収穫年の異なるワインをブレンドしている。
一方ラリエは、収穫年のブドウの個性を生かすためにブレンドを行っている。
その代表が、ブランドの顔ともなっている「シャンパーニュ・ラリエ Rシリーズ」だ。
Rシリーズの代名詞である“R.018”は、当たり年だった2018年のブドウが70%使用されている。
2018年のブドウの味わいを引き出すために、マロラクティックの発酵比率や、樽の使用比率、セパージュ(ブドウの使用比率)を変えて、味わいを最大限に活かすように仕上げている。
このようにラリエは、テロワール(土地)の個性を表現することに深いこだわりを持ち、シャンパーニュを造り続けている。
ブドウの出来が良い年にしか製造しない。そんな妥協なきシャンパーニュへのこだわりが“オートクチュール”と呼ばれる所以であり、極上の味わいの秘密となっている。
そんな注目の『シャンパーニュ・ラリエ』を、レストランでいち早く楽しめるコースが誕生した。その気になる中身とは?
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