名物は「大葉うに」!一ツ星の天ぷらの名店が恵比寿に進出

素材の美味しさをあらゆる手法で引き出すのが『元吉』の流儀

『天ぷら 元吉』の真髄は、美しき天ぷらにある。

液体窒素で小麦粉を冷やすのも、パフォーマンスではなく衣の粘りを抑えるための手法。

衣の厚さや揚げ方を自在に調整し、ふっくらと蒸したり、香ばしく焼き目をつけたり、素材の個性を引き出していく。

全23品のコース(24,000円~)は、天ぷらの新たな可能性に満ちている。

芯のないとうもろこしを丸かじりするような凝縮感が味わえる「角もろこし」。塩をつけて


たとえば、夏のスペシャリテ「角もろこし」は、バラしたとうもろこしの粒を四角く成形し、衣をつけて揚げる。

外はカリッと香ばしく、頬張ればジューシーな甘さが溢れ出る。

ふんわりとした鱧は控えめに存在感を醸す名バイプレイヤーだ


天ぷらにひと手間加え、料理に昇華させるのも元吉さんの真骨頂。

こちらは、「鱧の天ぷらの椀仕立て」。

玉ねぎのすり流しの甘さとコクと滑らかな口当たり、冷たい出汁の風味が絶品。

エビを2回出し、食べ方を変えて味わいに変化をもたせる


もちろん、青山時代からの名物も健在。エビは仕上げを変えた2本。

写真は薄い衣でエビの味を強調した1本目。2本目は衣をしっかりまとわせ、天つゆで。

「大葉うにのせ」は、大葉のサクッとした食感がアクセントに


同店の代名詞ともいえる「大葉うにのせ」。

サックリ揚げた大葉に冷たい生ウニを乗せ、食感を楽しむ仕掛けだ。

3種類そろう〆の中でも人気は天丼!


〆は「天丼」「天茶」「かき揚げとごはん」の3種類。用意され、一口大から超大盛まで7サイズから選べる。

一番人気は天丼。この日は、小エビと小柱のかき揚げと、土鍋ごはんの組み合わせ。コクのある、甘すぎないタレが美味。

香の物、赤だしがセットになる


空間も料理も、一層洗練されたことは間違いない。

元吉さんの哲学から繰り広げられる世界が、恵比寿の地で大きく花開く。

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